コンテンツにスキップ

安達峰一郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Jkr2255 (会話 | 投稿記録) による 2012年5月14日 (月) 22:21個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (Category:国立国会図書館憲政資料室所蔵文書を除去 (HotCat使用))であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

安達 峰一郎(あだち みねいちろう、明治2年6月19日1869年7月27日) - 昭和9年(1934年12月28日)は、明治から昭和に掛けて活躍した日本外交官国際法学者

アジア系として初の常設国際司法裁判所の裁判官、所長となるが、所長就任早々、日本が満州事変を起こし国際連盟の脱退へと向かった。所長3年の任期を終え、昭和9年1月から平判事になったが、日本の国際連盟脱退問題の悩みから6月に体調を崩し、8月に重い心臓病を発症。12月28日にアムステルダムの病院で死去した。このときオランダは国葬の礼をもって、国際平和に尽力した多大の功績と栄誉を称えた。

略歴

学者としての活躍

  • ハーグ国際法アカデミー教授(1924年)
  • 万国国際法学会(定員60名)の日本人初の正会員(1924年)
  • 日本学士院 帝国学士院会員(定員100名)(1925年)
  • ルーベン大学法学部名誉教授(1927年)
  • アメリカ国際法協会名誉会員(1931年)
  • アメリカ学術科学アカデミー名誉会員(1932年)
  • オランダ科学協会会員(1933年)

勲章受章(外国から)

  • ポルトガル:コマンドール・ド・ロルドル・ド・ウィラシヲサ勲章(1897年)
  • イタリア:王冠三等勲章(1897年)
  • スペイン:イザベル・ラ・カトリック星章付二等勲章(1901年)
  • ロシア:神聖スタニスラス一等勲章(1908年)、神聖アンナ一等勲章(1916年)
  • オーストリア・ハンガリー:星章付二等勲章(1910年)
  • 中華民国:第一竜宝星勲章二等(1916年)
  • フランス:シュバリエー・ド・ロルドル・ナショナル・ド・ラ・レジョン・ド・ノール勲章(1900年)
  • フランス:オフィシェー・ド・ロルドル・ナショナル・ド・ラ・レジョン・ド・ノール勲章(1902年)
  • フランス:コマンドール・ド・ロルドル・ド・ナショナル・ド・ラ・レジョン・ド・ノール勲章(1907年)
  • フランス:グラン・オフィシェー・ロルドル・ナショナル・ド・ラ・レジョン・ド・ノール勲章(1913年)
  • フランス:グラン・クロア・ド・ロルドル・ナショナル・ド・ラ・レジョン・ド・ノール勲章(1930年)
  • ベルギー:グラン・クロア・レオポール勲章(1922年)
  • ベルギー:グラン・クロア・クーロンヌ勲章(1926年)
  • ルーマニア:グラン・クロア・エトアル・ド・ルーマニア勲章(1926年)
  • エストニア:第一種第一級自由十字章(1926年)
  • セルビア・クロアチア・スロベニア:グラン・クロア・サン・サヴァ勲章(1929年)
  • ルクセンブルク:グラン・クロア・クーロンヌ・ド・シェーヌ勲章(1930年)

勲章受章(日本から)

  • 勲六等単光旭日章(1895年)
  • 勲五等瑞宝章(1900年)
  • 勲一等瑞宝章(1912年)
  • 勲一等旭日大綬章(1920年)
  • 勲一等旭日桐花大綬章(1934年)

外部リンク