奥田弦
奥田 弦(おくだ げん、2001年10月10日 - )は、日本のピアニスト、作曲家・編曲家。所属事務所はオフィス・トゥー・ワン。
埼玉県生まれ[1]。3歳でおもちゃのピアノで遊び始め、楽譜の読み方を父に教わる[2]。5歳のときに毛呂山町に転居すると、居間に置かれたピアノで熱心に練習するようになり[2]、映画『アマデウス』にて、モーツァルトが5歳で作曲を始めたことを知り、自分も始める。ほぼ独習で演奏法を身につけ[3]、さらに作曲もはじめた[1]。6歳でビル・エバンスを聴いたのをきっかけに、もっぱらCDを聴くことを通してジャズに傾倒してゆき[3][4]、オスカー・ピーターソンに憧れるようになった[2]。その後、7歳でソロコンサートを開き、8歳のときに3か月間だけ、ピアノ教師の指導を受け[1]、2010年から各地の会場でコンサートを開催するようになり[2]、2011年には地元の毛呂山町のほか、川越市や兵庫県香美町でもコンサートを行なった[4]。数々のjazzフェスにも登場。サッポロシティージャズ、旭ジャズ、グリーンティージャズフェスティバル、サマージャズ、東京ジャズなど。三井ホール、山形テルサホール、神戸オリエンタル劇場、アクロス福岡、皆野町文化会館、他多数のホールで全国演奏。
この間、2010年6月16日に『天才てれびくん』(NHK)に出演し[2]、さらに、『スッキリ!!』(日本テレビ)、『世界1のSHOWタイム〜ギャラを決めるのはアナタ〜』(日本テレビ)、『中居正広の金曜日のスマたちへ』(TBS)などのテレビ番組にも出演した[4]。
2011年12月21日に、史上最年少の9歳でメジャーデビュー・アルバム『奥田弦』がリリースされた。内容は、ラグタイムやジャズのスタンダードナンバーなどを中心としているが、奥田の自作曲も収録されている[4][5]。
同年、ジャズジャパンアワードを受賞[6]。
2014年、史上最年少の12歳でJASRACのメンバーとなる[6]。
2015年、題名のない音楽会の作曲大喜利でアドリブで作曲をし優勝。
ディスコグラフィー
アルバム
- たけしとブルーノート(ユニバーサルミュージック)ビートたけし作曲「浅草キッド」の英語カヴァー 歌・青山テルマ&編曲・演奏 奥田弦
- 列車戦隊トッキュウジャー(コロムビア)無限イマジネーションのピアノ演奏とアレンジ
- シャドーライン(コロムビア)ノアノアノアール 作曲 演奏
作曲
*「北斎」「ボストン美術館浮世絵名品展 北斎」テーマ曲
*「アジアの空」『アジアン・タイムズ』エンディングテーマ
*「星地図」「久米宏・未来への伝言 ~ニッポン100年物語~」エンディングテーマ
出典・脚注
- ^ a b c “ヤマハ銀座で小学生の奥田弦がジャズピアノライブ”. 銀座新聞ニュース (2012年2月14日). 2012年7月5日閲覧。
- ^ a b c d e “タレント名:奥田弦”. ヤッピータレントブック/Hancruz. 2012年7月5日閲覧。
- ^ a b 村野英一 (2012年1月24日). “(ひと)奥田弦さん デビューCDを発表した小4のジャズピアニスト”. 朝日新聞(朝刊): p. 2 - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧
- ^ a b c d “9歳の奥田弦くん、遂に『奥田弦』でデビュー”. グローバル・プラス (2011年12月11日). 2012年7月5日閲覧。
- ^ “奥田弦”. ポニーキャニオン. 2012年7月5日閲覧。
- ^ a b “14歳のジャズピアニスト、天才のプレッシャーを「楽しんでる」”. ORICON STYLE (2015年11月8日). 2015年11月9日閲覧。