央華封神TCG

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央華封神TCG』(おうかほうしんトレーディングカードゲーム)は、『封神演義』などをモデルとした古代中国風のファンタジー世界・央華(おうか)において仙人となって対戦するトレーディングカードゲームである。発行はメディアワークス、発売は主婦の友社

グループSNEがデザインしており、世界観デザインは『央華封神RPG』に従う。トレーディングカードゲームとしてのシステムデザインは川人忠明

特徴[編集]

システム[編集]

多くのトレーディングカードゲームが互いの点数を奪いあうことに主眼を置いているのに対し、『央華封神TCG』では、自分の点数を高めることを目的とする。

『央華封神TCG』は、「ストーリーを構築する」という事に主眼が置かれており、カードの分類も「人」「場所」「事件」「情報」に分類される。これらのカードを場に出し、ストーリーを構築し、特定の枚数が出た上で、「クライマックス」カードと呼ばれるゲームの区切りカードを出す事でそれまでのストーリーを収拾する。

ゲームは、「クライマックス」カードが対戦者を含めて3枚出されるか、どちらかの山札が切れた場合に終了する。勝敗は得点の高低で決まるため、「クライマックス」を1つも取れなくても、勝利する事は可能となっており、戦略の幅を広げていた。

4人対戦ルール[編集]

基本的には2人対戦のゲームであるが、3人、または4人で対戦する際の拡張ルールが定義されていた。

4人対戦の場合は、2人対2人のタッグマッチも可能だった。

追加カードセット[編集]

  • 覇王の進撃
  • 五王列記 (構築済デックシリーズ)
    • 蝗輝王の旅
    • 覇王の影
    • 虎王の挑戦
    • 朱雀王の憂鬱
    • 龍王の怒り

サプリメント[編集]

  • 央華封神TCG チャレンジブック (川人忠明/グループSNE) ISBN 4-07-310692-9
  • 央華封神TCG デックアンドコンボ集 覇王の兵法 (F.E.A.R.

参加イラストレーター[編集]

五十音順。主人公カードを手がけている場合は、()内に主人公名を記した。

関連項目[編集]

参考書籍[編集]

外部リンク[編集]