大谷資料館
大谷資料館(おおやしりょうかん)は、栃木県宇都宮市大谷町909にある大谷石採石場跡に関する資料館。
主な展示内容
- 大谷の地質
- 大谷石の採掘方法と採掘形態
- 大谷石地下採掘場跡(巨大地下空間)
- 大谷石搬出、輸送の移り変わり
主な行事
上記の一般展示のほか、コンサート、猿楽、映画会、観劇、美術展、ダンスパフォーマンス、セミナーなどの文化事業が開催されている。また映画、テレビドラマ、テレビCM、プロモーションビデオの撮影も行われている。
大谷資料館にまつわる歴史
- 6 - 7世紀:切石積横穴式石室を持つ古墳に加工が容易な大谷石等が多く用いられる。
- 741年:現在の栃木県、下野国分寺・下野国分尼寺の礎石、地覆石、羽目石に使用される。
- 810年:大谷寺の本尊(大谷観音)は弘法大師自らが大谷石を彫り、完成させたとされる。
- 江戸時代中期:採掘が本格的に始められる。
- 1943年:陸軍の糧秣廠・被服廠の地下秘密倉庫として使用される。
- 1945年:中島飛行機(現・富士重工)の地下軍需工場として使用される。
- 1969年:年平均気温が8度前後であるため、政府米(古々米)の保管庫として利用される。
- 1979年:大谷資料館がオープン。地下採掘場が一般公開される。
- 1981年:東京フルートアンサンブルアカデミー演奏会が開催される。以降、コンサート、猿楽、映画会、観劇、美術展、ダンスパフォーマンス、セミナーなどの文化事業や映画、テレビドラマ、テレビCM、プロモーションビデオの撮影が行われる。
利用時間
開館時間9〜17時(入館は16時30分まで)
休館日
年中無休。但し、12月28日〜1月1日は閉館。