U511 (潜水艦)
呂号第五〇〇潜水艦(ろごうだいいごひゃくせんすいかん)は、日本海軍の潜水艦。もともとはドイツ海軍の IXC 型潜水艦 U-511 である。
概要
日本で同型の潜水艦を量産し、インド洋海域でイギリスに対する通商破壊戦に使用するためにヒトラーが帝国海軍に無償譲渡した2隻の潜水艦の内の1隻。
艦歴
- 1941年12月4日に竣工。
- 通商破壊戦に従事し、5隻を撃沈、1隻に損害を与える。
- 1943年5月10日、シュネーヴィント艦長の指揮の下、ベルリン駐在日独伊三国同盟の軍事委員である野村直邦海軍中将を乗せ、フランスのロリアンを出航。
- 同年8月7日、呉に入港。
- 同年9月16日に日本海軍の艦籍に入る。
- 実戦には投入されず舞鶴で終戦を迎える。
- 1945年11月30日除籍。
- 1946年4月30日米軍によって若狭湾で海没処分。
要目
参考文献
- 野村直邦(著)、回顧録、『潜艦 U511 号の運命;秘録 日独伊協同作戦』、読売新聞社、1956年
- 雑誌「丸」編集部『写真 日本の軍艦 第12巻 潜水艦』(光人社、1990年) ISBN 4-7698-0462-8
関連項目
- 遣独潜水艦作戦
- 呂号第五〇一潜水艦 (U1224)
- 大日本帝国海軍艦艇一覧