列国議会同盟
略称 | IPU |
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設立 | 1889年 |
本部 | スイス、ジュネーヴ州ジュネーヴ |
公用語 | 英語、フランス語 |
関連組織 | 本会議、常設委員会、評議員会、執行委員会、女性議員会議 |
ウェブサイト | 列国議会同盟 |
列国議会同盟(れっこくぎかいどうめい、英語: Inter-Parliamentary Union, "IPU"、フランス語: L'Union Interparlementaire, "UIP")は、主権国家の議会による国際組織。本部はスイス・ジュネーヴ。
概要
創設は、1889年でイギリスのウィリアム・ランダル・クリーマー卿とフランスのフレデリック・パシーの提唱による。現在の議長はピエル・フェルディナンド・カジーニ(イタリア下院議員・前下院議長)。
列国議会同盟は、世界最初の政治的多国間交渉におけるフォーラムであるとされる。発足当初は、個々の国会議員の参加による組織であったが、後に世界各国の主権国家における議会の国際組織に転換していった。
2007年4月現在、世界148か国の議会と準メンバーとして7つの地域における議員会議が列国議会同盟に参加しているが、設立時の加盟国であったアメリカ合衆国は分担金の滞納により現在資格停止中となっている。
列国議会同盟の歴代首脳中、以下の8人がノーベル平和賞を受賞している。
- フレデリック・パシー(フランス、1901年受賞)
- シャルル・アルベール・ゴバ(スイス、1902年)
- ウィリアム・ランダル・クリーマー(英国、1903年)
- フレデリック・バイエル(デンマーク、1908年)
- オーギュスト・マリ・フランソワ・ベールナールト(ベルギー、1909年)
- アンリ・ラ・フォンテーヌ(ベルギー、1913年)
- クリスティアン・ランゲ(ノルウェー、1921年)
- フェルディナン・ビュイソン(フランス、1927年)
日本議員団の参加
日本議員団は、1908年に加盟し、1939年に資格停止になった後、1952年に復帰した。衆参両院の全議員から構成され、団長に衆議院議長、顧問に参議院議長がそれぞれ就任している。日本議員団主催の会議は、これまでに計4回(1960年、1974年、1994年、2005年)開催されている[1]。
また、17名から成る列国議会同盟の執行委員のうち、アジア・太平洋地域グループ代表執行委員として、日本からは瓦力衆議院議員が就任している(2007年10月まで)。
北朝鮮核実験に対する決議
2006年10月18日列国議会同盟は、日本議員団の北朝鮮の核実験を緊急追加議題とする提案によって、北朝鮮の核実験発表を非難し、核開発の即時放棄を求める「北朝鮮による核実験声明と核不拡散体制の強化」決議(英語: The announcement by the Democratic People's Republic of Korea of its nuclear weapons test and the strengthening of the nuclear non-proliferation regime)を賛成897票、反対32票、棄権240票の大差で採択した。[1]
関連事項
外部リンク
- 列国議会同盟(公式サイト)(英語)(フランス語)
- ^ 同盟サイトに公開された、決議の内容: http://www.ipu.org/conf-e/115/115emrg.htm (英語)(フランス語)