八宝飯
八宝飯(はっぽうはん、パーパオファン)は中華料理の一品。もち米と多くの食材を組み合わせて蒸しあげたものであり、八宝米(パーパオミー)とも呼ばれる。上海料理の八宝飯は甜点心に分類され、もち米も甘く炊かれ、ドライフルーツやナッツなどを飾り付ける。他方、広東料理や四川料理の八宝飯には、焼き肉やベーコン、ソーセージ、ピーナッツなどが入ることもある。多くは慶事の際に食べられる[1]。
日本人には、その字面で八宝菜や中華丼からの類推で、丼物と勘違いされることも多い[2]が、全く異なる。
その他
出典
- ^ a b 西園寺公一『中国グルメ紀行』つり人社、1993年、34頁。ISBN 978-4885362187。
- ^ a b 阿辻哲次「「甘」は究極の美味」『遊遊漢字学 中国には「鰯」がない』日経BP、2020年。ISBN 978-4532264352。
- ^ “宇宙食も中華料理 「神舟5号」”. 人民日報(日本語版). (2003年10月16日) 2022年4月22日閲覧。