八宝飯

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Anakabot (会話 | 投稿記録) による 2022年6月6日 (月) 07:12個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (Bot作業依頼#Cite bookの更新に伴う修正)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

八宝飯の例(台湾

八宝飯(はっぽうはん、パーパオファン)は中華料理の一品。もち米と多くの食材を組み合わせて蒸しあげたものであり、八宝米(パーパオミー)とも呼ばれる。上海料理の八宝飯は甜点心に分類され、もち米も甘く炊かれ、ドライフルーツやナッツなどを飾り付ける。他方、広東料理四川料理の八宝飯には、焼き肉やベーコン、ソーセージ、ピーナッツなどが入ることもある。多くは慶事の際に食べられる[1]

日本人には、その字面で八宝菜や中華丼からの類推で、丼物と勘違いされることも多い[2]が、全く異なる。

レシピの例[1][2]
  1. もち米に、ハスの実、ナツメ、干しアンズ、ドライフルーツ、梅の砂糖漬けなどを混ぜ込む。
  2. 小豆餡子を上記のもち米で包み、強火で蒸す。
  3. 蒸しあがったもち米に氷砂糖を溶かして作った蜜をかける。

その他

出典

  1. ^ a b 西園寺公一『中国グルメ紀行』つり人社、1993年、34頁。ISBN 978-4885362187 
  2. ^ a b 阿辻哲次「「甘」は究極の美味」『遊遊漢字学 中国には「鰯」がない』日経BP、2020年。ISBN 978-4532264352 
  3. ^ “宇宙食も中華料理 「神舟5号」”. 人民日報(日本語版). (2003年10月16日). http://j.people.com.cn/2003/10/16/jp20031016_33212.html 2022年4月22日閲覧。