佐藤健二

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Whitesell (会話 | 投稿記録) による 2015年10月4日 (日) 14:25個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

佐藤 健二(さとう けんじ、1957年 - )は、日本の社会学者東京大学大学院人文社会系研究科教授、東京大学博士(社会学)

人物・経歴

群馬県生まれ。東京大学文学部社会学卒業後、1981年東京大学大学院社会学研究科修士課程修了、1983年同博士課程中退。

1983年東京大学教養学部助手、1986年法政大学社会学部専任講師、1988年法政大学社会学部助教授、1994年東京大学文学部助教授、1995年東京大学大学院人文社会系研究科助教授、2005年東京大学大学院人文社会系研究科(社会文化研究専攻、文化資源学研究専攻)教授。2005年、東京大学博士(社会学)取得。

研究・思想

専攻は、歴史社会学。とりわけ、柳田國男(「全集」の編集委員の一人)を中心とした歴史社会学の思想と方法の彫琢(「読書空間」概念)。また、この立場を敷衍し、モノとしての書物をモデルとしたメディア文化の地層分析に取り組むとともに、社会調査の社会史から「テクストとしての社会」分析を展開している。

著書

単著

  • 『読書空間の近代──方法としての柳田国男』(弘文堂 1987年
  • 『風景の生産・風景の解放──メディアのアルケオロジー』(講談社選書メチエ 1994年
  • 『流言蜚語──うわさ話を読みとく作法』(有信堂高文社 1995年
  • 『歴史社会学の作法──戦後社会科学批判』(岩波書店 2001年
  • 『社会調査史のリテラシー ──方法を読む社会学的想像力』(新曜社、2011年)

共著

編著

共編著

関連項目

外部リンク