伊藤穰一

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伊藤 穰一
(いとう じょういち)
生誕 (1966-06-19) 1966年6月19日(57歳)
日本の旗 京都府京都市
出身校 シカゴ大学中退
タフツ大学中退
職業 クリエイティブ・コモンズ議長
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伊藤 穰一(いとう じょういち、1966年6月19日 - )は、日本ベンチャーキャピタリスト実業家。公職は、クリエイティブ・コモンズ議長Mozilla Foundationボードメンバー(理事)、MITメディアラボ所長[1]。愛称はJoi

来歴

日本におけるインターネット普及の第一人者であり、創発民主主義者英語版: emergent democracy)である。

京都市に生まれ、4歳から14歳までアメリカミシガン州に住んだ。アメリカンスクール・イン・ジャパン卒業後、タフツ大学コンピュータ・サイエンスシカゴ大学物理学を学んだが、2大学ともに中退[2]。タフツ大学では、後にeBayの創立者となる、フランス生まれのピエール・オミダイアと出会う。

多くのインターネット関連の会社を設立し、郵政省警視庁等の情報通信関連委員会委員を歴任するほか、経済同友会メンバー、国際教育文化交流財団理事等各方面で活躍する。

関係する組織

クリエイティブ・コモンズの議長(前CEO)。また、ベンチャーキャピタルファームNeotenyの 創業者兼CEOである。またEx'pression College for Digital Arts及びthe Zero One Art and Technology Networkの創業メンバーでもある。取締役または理事(member of board of directors)を務める組織には、モジラ財団モジラ・ジャパンテクノラティデジタルガレージ、WITNESS、Global Voices Online[3]、及び2004年12月から開始したICANN(Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)の3年プロジェクトが挙げられる。2005年3月から2007年4月まではオープンソース・イニシアティブ(OSI)の委員でもあったが、現在は名誉委員となっている。

PSINet Japan、デジタルガレージインフォシーク・ジャパンといった、インターネット及びその技術に関する会社も多数起業している。またMetroblogging東京担当として活躍している。

2011年4月25日、250名を越える候補者の中からMITメディアラボ第4代所長に選出された[1]

家族・親族

妹の瑞子(みずこ)文化人類学者カリフォルニア大学アーバイン校ドナルド・ブレン・スクール・オブ・インフォメーション・アンド・コンピュータ・サイエンシズ英語版[4]で「メディア技術の使用、特にデジタル・メディアがどのようにリレーションシップ、アイデンティティー、そしてコミュニティを変えるか」を研究している。ミュージシャンの小山田圭吾は、またいとこにあたる。

関連項目

脚注

外部リンク