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丸印

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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丸印(まるじるし)は、円形記号である。

丸印、まるじるし・白丸、しろまる)は人類の日常生活において、頻繁に遭遇する形状であることから、人類の早い時期より用いられていた[要出典]

黒丸、くろまる)は、多くは○と対で使用される。一般には黒丸と呼ぶが、フォントには通常がないため、赤や青などの別の色の場合であっても、この記号が使用されることが多い。

用途

○と●を対比して用いる場合

  • 相撲星取表で、○は白星といわれ勝利を、反対に●は黒星といわれ敗北を表すのに使用される。これにならい、相撲以外の勝敗表でもこれらの記号で勝敗を表すことがある。
  • 碁石オセロの石を表す場合に、○は白石を、●は黒石を表す。
  • 点字を表現する場合に、●は突状になっている箇所を、○は突状になっていない箇所を表す。

○の用途

  • 「正解」「正しい」を表すのに用いられる。反対に×が「不正解」「正しくない」を表す。○×クイズはこの一例である。ただし、これはあくまで日本で使用した場合の意味であって、世界共通ではない。日本以外では、同様の意味に✓(チェックマーク)がある。
  • 「良い」を表す。
  • 日本式天気記号快晴を表す。
  • 太い丸は日本の地図記号町役場村役場をあらわす。「⭘」(U+2B58)で表される丸を使用する。その他の樹木畑を表すこともある。
  • 公営競技予想で使われる。は本命、○は対抗。
  • を表すのに使われる。
  • 円形を表すのに使われる。
  • 数字や文字を囲むのに使われ、丸数字囲み文字になる。
  • 道路標識で使用される。

●の用途

その他の用途

  • 伏字を表すのに使われる。特に●はで文字を塗りつぶした状態の形状になることによる。
  • 箇条書きの先頭に置く記号(ビュレット)として用いられる。

符号位置

以下に Unicode で定義されている丸印を示す。

記号 Unicode JIS X 0213 文字参照 名称
U+25CB 1-1-91 ○
○
丸印、白丸
(WHITE CIRCLE)
U+25CF 1-1-92 ●
●
黒丸
(BLACK CIRCLE)
U+25EF 1-2-94 ◯
◯
大きな丸
(LARGE CIRCLE)[1]
U+20D8 ⃘
⃘
COMBINING RING OVERLAY
U+20DD ⃝
⃝
COMBINING ENCLOSING CIRCLE[2]
U+25CC ◌
◌
DOTTED CIRCLE
U+25CD ◍
◍
CIRCLE WITH VERTICAL FILL
U+26AA ⚪
⚪
MEDIUM WHITE CIRCLE
U+26AB ⚫
⚫
MEDIUM BLACK CIRCLE
U+26AC ⚬
⚬
MEDIUM SMALL WHITE CIRCLE
U+274D ❍
❍
SHADOWED WHITE CIRCLE
U+2B55 ⭕
⭕
速度制限基本
HEAVY LARGE CIRCLE
U+2B58 ⭘
⭘
町村役場 区役所(東京以外)
HEAVY CIRCLE
  1. ^ JIS X 0208-1990まで「合成用丸」とされていたが、JIS X 0208:1997で合成に使えない「大きな丸」となった[1][2]
  2. ^ Unicode の結合文字。

脚注

  1. ^ 『7ビット及び8ビットの2バイト情報交換用符号化漢字集合』日本規格協会、1997年1月20日(原著1978年1月1日)、24頁頁。JIS X 0208。 
  2. ^ 『7ビット及び8ビットの2バイト情報交換用符号化拡張漢字集合』日本規格協会、2004年2月20日(原著2000年1月20日)、52頁頁。JIS X 0213。 

関連項目