ルールズ・オブ・アトラクション
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『ルールズ・オブ・アトラクション』(The Rules of Attraction)は、1987年に出版されたブレット・イーストン・エリスの小説作品。
2002年に、ロジャー・エイヴァリー監督により映画化された。
概要
この節の加筆が望まれています。 |
セックス、ドラッグ、アルコールなど、無軌道で刹那的な日常生活を送る80年代の大学生たちを主人公にした群像劇で、主人公たちの恋愛模様をシニカルな風味で描いている。舞台となる大学は、エリスの母校ベニントン大学がモデルである。
なお、主人公の1人であるショーン・ベイトマンの兄として本作に登場するパトリック・ベイトマンは、エリスの次作『アメリカン・サイコ』で主人公となっている。
映画
ルールズ・オブ・アトラクション | |
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The Rules of Attraction | |
監督 | ロジャー・エイヴァリー |
脚本 | ロジャー・エイヴァリー |
原作 | ブレット・イーストン・エリス |
製作 | グレッグ・シャピロ |
製作総指揮 |
ロジャー・エイヴァリー マーク・バタン ジェームズ・ドイッチ サミュエル・ハディダ マーシャ・オグレズビー トム・オーテンバーグ マイケル・パセオネック ジェレマイア・サミュエルズ |
出演者 |
シャニン・ソサモン ジェームズ・ヴァン・ダー・ビーク イアン・サマーホルダー キップ・パルデュー |
音楽 | トムアンドアンディ |
撮影 | ロバート・ブリンクマン |
編集 | シャロン・ラター |
配給 |
ライオンズゲート ギャガ・コミュニケーションズ |
公開 |
2002年10月11日 2003年11月15日 |
上映時間 | 110分 |
製作国 |
アメリカ合衆国 ドイツ |
言語 |
英語 ドイツ語 |
製作費 | $4,000,000[1] |
興行収入 | $11,819,244[1] |
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
原作同様に、セックス、ドラッグ、アルコールなど、無軌道で刹那的な日常生活を送る80年代の大学生たちを主人公にした群像劇。監督のロジャー・エイヴァリーは場面転換にフィルムを逆回転させ、同一の時間軸に戻す編集方法を用い、また所々に特殊なカメラワークを用いる事も試みている。さらに素人のAVのような“生撮り”的な場面を挿入してるのも特徴である。所々に映画のパロディが効いてるのも特徴で、エリスの小説の映画化の中でも、この作品は比較的コメディめいた描写が多い。
ストーリー
アメリカ北東部のニューイングランド。アメリカで一番学費が高いと言われているカムデン大学に通うローレンは、ある朝教室の前で名うての女っ垂らしショーンと出会い、お互いに運命的な何かを感じる。それでもローレンはヨーロッパ旅行中のヴィクターに恋心を寄せていたが、ショーンはローレンに本気で恋をする。一方、ローレンの元恋人でバイセクシュアルのポールはショーンに思いを寄せ、やがて男女の恋の方位図が狂っていき、彼らにシニカルな恋の結末が訪れる。
キャスト
- シャニン・ソサモン (ローレン・ヒンデ)
- ジェームズ・ヴァン・ダー・ビーク (ショーン・ベイトマン)
- イアン・サマーホルダー (ポール・デントン)
- キップ・パルデュー (ヴィクター)
- ジェシカ・ビール (ララ)
- ケイト・ボスワース (ケリー)
- フレッド・サベージ (マーク)
- エリック・ストルツ (ローソン教授)
- フェイ・ダナウェイ (デントン夫人)
備考
主演のジェームズ・ヴァン・ダー・ビークによると、監督のロジャー・エイヴァリーは映画『アメリカン・サイコ』で主人公パトリック(ショーンの兄)を演じたクリスチャン・ベールを、顔出し程度とはいえ出演させようとしていた。だがベールのスケジュールの都合で断念せざるを得ず、劇中のセリフの中の“パトリック”のみを残したという。
参考文献
- ^ a b “The Rules of Attraction”. Box Office Mojo (Amazon.com) 2012年2月7日閲覧。