ラッシュラッシーズ

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ラッシュラッシーズ
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 2005年2月20日(19歳)
Galileo
Dance for Fun
母の父 Anabaa
生国 イギリスの旗 イギリス
生産者 Mrs.A.M.Jenkins
馬主 Mrs Jim S.bolger
調教師 Jim S.Bolger英語版アイルランド
競走成績
生涯成績 17戦5勝
獲得賞金 ?
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ラッシュラッシーズ (Lush Lashes) はイギリスで生産された競走馬G1競走を3勝した[1]。主戦騎手はケヴィン・マニングが務めた。

日本では繁殖牝馬として「ラッシュラッシーズ」の名で登録されたが、登録以前の文献ではラッシュラッシズ[2]ラッシュラシーズ[3]と表記される場合もある。

経歴

2007年・2008年

2007年9月に競走馬デビュー戦を迎え、4番人気であったが初勝利を挙げた。この年は1戦したのみで休養に入った。

休養を終えて、2008年3月に重賞競走初挑戦となるパークエクスプレスステークス (G3) で実戦復帰となったが7着、続くG1競走初挑戦となった1000ギニーでは11番人気であったがナタゴラに敗れて6着だった。次のムシドラステークス (G3) を制して重賞競走初勝利を挙げ、1番人気で迎えたオークスではルックヒアに敗れて5着という結果に終わった。オークス後はコロネーションステークスへ出走し、2番人気でレースを制してG1競走初勝利を挙げた。続くナッソーステークスハーフウェイトゥヘヴンの2着に敗れるものの、その後2400メートルのヨークシャーオークスと1600メートルのアイルランドメイトロンステークスの2つのG1を連勝し、距離適性に幅があることを見せている。続くオペラ賞は2着となった。その後香港へ遠征し、12月の香港カップに出走したが、最下位の14着に敗れた。

2009年

休養を終えて、4歳の緒戦はタタソールズゴールドカップに出走。5頭立ての3着だった。続くウィンザーフォレストステークス (G2) では1番人気に推されたが、6着に敗れた。続くプリティーポリーステークスでは4着に終わった。そして、このレースを最後にいったん現役を引退[4]、繁殖入りが決まった。タタソールズ社主催のセールに出され、競走馬生産者で本馬の調教師でもあるジム・ボルジャー英語版に180万ギニーで落札された[5]

2010年

繁殖初年度の配合相手には父ガリレオ半弟にあたるシーザスターズが選ばれ[5]、兄弟の母アーバンシーの2×3という強度のインブリードが生じる配合に興味が集まった。しかしいちどは子を受胎したものの中途流産し[4]、これを受けて現役復帰することが7月末に明らかとなった[4]。復帰初戦となった8月29日のダンスデザインステークス、続く9月12日のブランドフォードステークスではともに4着だった。10月3日オペラ賞では10着と惨敗した。復帰後は未勝利のまま、オペラ賞を最後に再度現役を引退、繁殖入りが決まった。

2011年以降

2012年、初めての仔となる牝馬(父Lawman)が誕生[1]。同年オアシスドリームとの仔を受胎した状態で日本の吉田勝己に購買され、ノーザンファームで供用されることとなった[1]

競走成績

出走日 競馬場 競走名 距離 着順 騎手 着差 1着(2着)馬
2007.09.14 カラ フィリーズミリオン 芝7f 1着 K.マニング 1 1/2馬身 (Rinterval)
2008.03.30 カラ パークエクスプレスS G3 芝8f 7着 K.マニング 15馬身 Marjalina
2008.05.04 ニューマーケット 1000ギニー G1 芝8f 6着 K.マカヴォイ 2馬身 Natagora
2008.05.14 ヨーク ムシドラS G3 芝10f88y 1着 K.マニング 5馬身 (Cape Amber)
2008.06.06 エプソム オークス G1 芝12f10y 5着 K.マニング 9 3/4馬身 Look Here
2008.06.20 アスコット コロネーションS G1 芝8f 1着 K.マニング 3 1/4馬身 (Infallible)
2008.08.02 グッドウッド ナッソーS G1 芝9f192y 2着 K.マニング アタマ Halfway to Heaven
2008.08.22 ニューマーケット ヨークシャーオークス G1 芝12f 1着 K.マニング 1 1/4馬身 (Dar Re Mi)
2008.09.07 レパーズタウン 愛メイトロンS G1 芝8f 1着 K.マニング クビ (Nahoodh)
2008.10.05 ロンシャン オペラ賞 G1 芝2000m 2着 K.マニング 1 1/2馬身 Lady Marian
2008.12.14 沙田 香港C G1 芝2000m 14着 K.マニング 5.7秒 Eagle Mountain
2009.05.24 カラ タタソールズ金杯 G1 芝10f110y 3着 K.マニング 7 1/4馬身 Casual Conquest
2009.06.17 アスコット ウィンザーフォレストS G2 芝8f 6着 K.マニング 6 3/4馬身 Spacious
2009.06.27 カラ プリティーポリーS G1 芝10f 4着 K.マニング 2 1/4馬身 Dar Re Mi

血統表

ラッシュラッシーズ血統サドラーズウェルズ系 / Northern Dancer 3×4=18.75% (血統表の出典)

Galileo
1998 鹿毛
父の父
Sadler's Wells
1981 鹿毛
Northern Dancer Nearctic
Natalma
Fairy Bridge Bold Reason
Special
父の母
Urban Sea
1989 栗毛
Miswaki Mr.Prospector
Hopespringseternal
Allegretta Lombard
Anatevka

Dance for Fun
1999 鹿毛
Anabaa
1992 鹿毛
Danzig Northern Dancer
Pas de Nom
Balbonella *ゲイメセン
Bamieres
母の母
Hilaris
1994 栗毛
*アラジ Blushing Groom
Danseur Fabuleux
Carnival Spirit Kris
Fiesta Fun F-No.16-a


脚注

  1. ^ a b c Stevens, Martin (2012年10月27日). “Group 1 winner Lush Lashes sold to Japan” (英語). Racing Post. 2013年1月2日閲覧。
  2. ^ 新着情報「香港カップ出走馬一覧」”. Horse Navi. Japan Horse Navigation System (2008年12月11日). 2013年1月2日閲覧。
  3. ^ 2010 フランス凱旋門賞現地取材レポート オペラ賞”. JBIS-Search. 日本軽種馬協会 (2010年). 2013年1月2日閲覧。
  4. ^ a b c Lush Lashes shock entry for Sun Chariot Stakes” (英語). Racing Post (2010年7月28日). 2013年1月2日閲覧。
  5. ^ a b Stevens, Martin (2009年11月30日). “Lush Lashes makes 1.8m guineas, Stars date next” (英語). Racing Post. 2013年1月2日閲覧。

外部リンク

先代
イギリスの旗インディアンインク
コロネーションステークス勝ち馬
2008年
次代
イギリスの旗ガナーティ