ベトナム国民党
ベトナム国民党(ベトナムこくみんとう、ベトナム語: Việt Nam Quốc dân đảng)は、中国国民党の影響を強く受けて成立したベトナムの政党。1927年12月結成、1975年解散。
歴史
フランス統治下の1927年12月に成立し、1929年初めには1500人のメンバーがいた。
国民党のリーダーは、社会主義にも意識的であったが、土地改革などには関心を持っておらず、農民と政治的に組もうとはしなかった。1930年に内紛により分裂した。
1945年の八月革命によってベトナム民主共和国が成立した。当時の蒋介石の中国駐在軍の圧力のため、ベトミンはベトナム国民党の政府参加を一時容認したが、第一次インドシナ戦争の勃発後間もなくベトナム国民党を追放した。打撃を受けたベトナム国民党は、1954年7月21日のフランス降伏の後も南ベトナムへ留まった。そして1975年のサイゴン陥落に伴い、ベトナム国民党も解散された。