ファザーファッカー

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ファザーファッカー内田春菊が1993年に発表した自伝小説作品で、1995年に公開された映画作品。

小説

第4回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞作品。続編に『あたしが海に還るまで』がある。

映画

ファザーファッカー
監督 荒戸源次郎
脚本 早岐五郎
原作 内田春菊
出演者 中村麻美秋山道男矢島亜由美金子賢大門正明柏木由紀子原田芳雄内田春菊桃井かおり
音楽 山下洋輔
撮影 芦澤明子
編集 鈴木晄
配給 フィルムメーカーズ
東京テアトル
公開 日本の旗 1995年6月17日
上映時間 90分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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概要

  • 荒戸源次郎の初監督作品である。
  • この映画の主役オーディションにて中村麻美が選ばれ、芸能界デビューとなった。

他スタッフ

ストーリー

主人公・静子は、自分に対して非情な母親、2歳年下の甘え上手で世渡り上手な妹と暮らしていた。愛人のいる父親はたまに家に帰ってきては母親に金を要求したり暴力を振るっていたため、静子は幼い頃から父親に対する嫌なイメージを母親から聞かされて育つ。それも相まって父親の名である「志津男」から付けられた自分の名前を嫌っていた。

ある日、ホステスをしている母の客だったという男性が突然養父となり同居するようになる。その養父は歪んだ支配欲を持っており、自分のことを「お父様」と呼ばせ、横柄な態度で家族を服従させた。養父は思春期であった静子の全てに異常なまでに敏感であり、性的な物は静子から遠ざけ、早熟であった静子の体を触ったりしていた。

そのような家庭の事情から、精神的に不安定で無感情になる一方、両親に強いられて勉学を怠らなかった静子は中学校で優秀な成績を修めていた。ところが中学3年生の時に交際していた浩樹との3度目の性交妊娠してしまう。それを聞いた養父は激怒し「中絶させる」という名目で静子を犯す。

手術で中絶をした後も養父からの性交の要求は続き、母親もそれが養父を落ち着かせる一番の手段だとして口出しをしなかったため、静子は抵抗することすらできなかった。やがて高校に入学し、男友達との交友や喫煙など、新しい世界に触れる中で家出の決心を固め、高校1年生の夏休み明けに家を出るのだった。

関連項目

外部リンク

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