タレント (鉄道車両)
タレント | |
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タレントの採用例(ドイツ鉄道644形気動車) | |
基本情報 | |
動力方式 | ディーゼル或いは架線集電 |
設計者 | アレクサンダー・ノイマイスター |
製造所 | ボンバルディア タルボット |
製造日 | since 1994 |
総製造数 | 260以上 |
主要諸元 | |
軸配置(UIC式) |
B'2'B'(2車体3台車) B'2'2'B'(3車体4台車) Bo'2'2'2'Bo'(4車体5台車) |
全長 | 34,610 – 66,870 mm |
最大軸重 | 12.8 – 14.1 t |
総重量 | 57 – 116 t |
最高速度 | 100 – 140 km/h |
出力 |
630 kW (機械式ディーゼル動車) 1,100 kW (電気式ディーゼル動車) 1,520 kW (電車) |
経歴 |
タレント(Talent)は、ドイツ・アーヘンのタルボット車両工場社(Waggonfabrik Talbot)[1]が開発した中近距離向けの気動車/電車である。「タレント」とはTALbot LEichter Nahverkehrs Triebwagen (タルボット軽量近郊動力車両)を短縮したものである。
概要
連節式で、1編成あたり2~4両で組成される。 編成両端の台車のみ、動軸である。
各地域の輸送実情に応じるため、その仕様は多岐に渡っている。 たとえば、床形状は、高床車と部分低床車がある。 気動車の変速方式は機械式、液体式、電気式がそれぞれ存在する。 そのほか振り子式が用意されている。 複数の編成を増結することで輸送増にも対応できる。
車体はアレクサンダー・ノイマイスター社がデザインした。 先頭車は流線形である。各車片側1~2箇所の客用扉を備える。
車内は固定式クロスシートのものが多い。 高床車の場合、床は完全にフラットになる。一方、部分低床車(レールからの床高さが590mm)の場合、両端の動力台車部分より前側と連節部の床の高さが若干高くなるが車両間の移動には差し支えない。
採用例
1994年に試作車が製造され、1996年から運行を開始した。その後、ドイツ、オーストリア、ノルウェー等各地で採用されている。
- ドイツ
- ドイツ鉄道(DB Regio) 643形、644形(電気式気動車、3車体、部分低床車)
- DB Regio NRW
- DB Regio Südwest
- Euregiobahn
- Connex (Veolia Verkehr)
- Nord-Ostsee-Bahn
- ノルトウエスト鉄道
- Niederbarnimer Eisenbahn
- Ostmecklenburgische Eisenbahn
- Bayerische Oberlandbahn
- ユーロバーン (Rhenus Keolis)
- PE アリーヴァ
- レギオバーン
- ドイツ鉄道(DB Regio) 643形、644形(電気式気動車、3車体、部分低床車)
- オーストリア
- オーストリア連邦鉄道(ÖBB)
- カナダ
- ノルウェー
- ノルウェー国鉄(振り子式の2両編成15本が稼働中)
- ハンガリー
- ハンガリー国鉄 (10編成を導入予定)
脚注
- ^ なお、タルボット社はボンバルディアトランスポーテーションに1995年に買収された。
- ^ 路面電車を置き換え、郊外と結ぶ計画だったが中止された。