シャーリル・イシャク

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シャーリル・イシャク
名前
本名 シャーリル・イシャク
ラテン文字 Shahril Ishak
基本情報
国籍 シンガポールの旗 シンガポール
生年月日 (1984-01-23) 1984年1月23日(40歳)
出身地 シンガポール
身長 173cm
選手情報
ポジション MF/FW
ユース
2000-2002 シンガポールの旗 国立フットボールアカデミー
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2003-2006 シンガポールの旗 ヤング・ライオンズ 101 (19)
2007-2010 シンガポールの旗 ホーム・ユナイテッド 98 (42)
2010-2011 インドネシアの旗 ペルシブ・バンドン 29 (9)
2011-2012 インドネシアの旗 メダン・チーフス 31 (7)
2012-2013 シンガポールの旗 シンガポール・ライオンズXII 40 (22)
2014-2016 マレーシアの旗 JDT II 75 (23)
2017 シンガポールの旗 ウォリアーズ 24 (11)
2018-2021 シンガポールの旗 ライオン・シティ・セーラーズ 53 (24)
2021-2022 シンガポールの旗 ホウガン・ユナイテッド 6 (0)
代表歴
2003-2018  シンガポール 143 (14)
1. 国内リーグ戦に限る。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

シャーリル・イシャクShahril Ishak1984年1月23日 - )は、マレー系シンガポール人の元サッカー選手である。元シンガポール代表であり、2012 AFFスズキカップではMVPを受賞した他、AFF最優秀選手を翌年に受賞している[1]。現役時代のポジションはセントラル・ミッドフィールダーであるが、ストライカーやウィングとしても活躍する選手である。

経歴[編集]

バイハッキ・カイザンハッサン・サニーカイルル・アムリと同様、シャーリルは2000年シンガポール国立フットボールアカデミーの第一期生となった[2]

卒業後はヤング・ライオンズに所属し、同年A代表デビューした。後にホーム・ユナイテッドに移籍した。2010年にはインドネシアペルシブ・バンドンに同じ代表であるカイザンと共に移籍した。ホーム・ユナイテッドでの最後の試合となった2010年9月21日タンピネス・ローバースFC戦では二点を挙げる活躍をした。その後五試合を残してインドネシアに渡った。この年、彼はホーム・ユナイテッドで17得点を挙げる活躍をし、同年の得点者ランキング3位につけている[3]

ペルシブ・バンドンには6ヶ月所属し、2011年3月インドネシア・プレミアリーグに所属するメダン・チーフスに一年、38万ドルの契約で移籍した。18試合に出場し、5得点を挙げたが、一年経たないうちにシンガポールへ帰国、同年12月に新しく出来たシンガポール・ライオンズXIIへ移籍し、2013年度にはマレーシア・スーパーリーグを制覇した。

その年の末にマレーシア・スーパーリーグ所属のジョホール・ダルル・タクジムII FCに4年契約で移籍し、背番号17を与えられている。

2017年、ウォリアーズFCに移籍した。

2018年、ホーム・ユナイテッドに復帰した。

2021年1月、ホウガン・ユナイテッドFCに移籍した。

2023年2月21日、現役引退を表明した。

代表歴[編集]

昨今のシンガポール代表では最も組み立てるミッドフィールダーとして台頭しており、19歳の時の2003年3月4日モルディブ代表戦でA代表デビューして以来、同国代表の心臓として活躍している[4]。また、A代表の他にもU-23、U-18、U-16でも代表経験があり、U-23代表として2007年の東南アジア競技大会を率いて銅メダルを獲得している。その他、2004年2007年東南アジアサッカー選手権では同国の優勝に大きな役割を果たし、2005年の東南アジア競技大会や2006年アジア競技大会にも参加している。

ムハンマド・リドファン、バイハッキ・カイザン、ハッサン・サニーの三人と併せてシンガポール協会ユースの四ギャングと称され、10代の頃から共にプレイしている。代表ではラドイコ・アヴラモヴィッチ監督の下、中盤の様々なポジションを熟すようになったが、彼は2004年の後半にはセントラル・ミッドフィールダーとして定着した。2010年8月には、シャーリルは代表のキャプテンとなり、東南アジアサッカー選手権では自らの所属するライオンズXIIの一員として参加している。また現在、シャーリルはFIFAセンチュリークラブの一員となっている[4]

個人成績[編集]

No. 日附 場所 対戦相手 得点 結果 大会
1 2004年1月28日 シンガポールナショナルスタジアム  ノルウェー 2–2 2-5 親善試合
2 2004年12月29日 クアラルンプールKLFAスタジアム  ミャンマー 4–2 4–3 2004年東南アジアサッカー選手権
3 2005年10月11日 プノンペンオリンピックスタジアム  カンボジア 0-1 0-2 親善試合
4 0-2
5 2007年1月15日 シンガポールナショナルスタジアム  ラオス 4–0 11–0 2007年東南アジアサッカー選手権
6 2012年2月24日 ドバイザ・セブンズ  アゼルバイジャン 1–2 2–2 親善試合
7 2012年11月19日 シンガポールジュロン・ウェスト・スタジアム英語版  パキスタン 3-0 4–0
8 2012年11月25日 ブキット・ジャリルブキット・ジャリル国立競技場  マレーシア 1–0 3–0 2012年AFFスズキカップ
9 2–0
10 2012年12月1日 シャー・アラムシャー・アラム・スタジアム  ラオス 1–2 4–3
11 2–2
12 2014年3月5日 マスカットスルタン・カーブース・スポーツコンプレックス  オマーン 3-1 3-1 AFCアジアカップ2015
13 2014年10月10日 香港旺角大球場  香港 2-1 2-1 親善試合
14 2014年11月17日 シンガポール・イーシュン・スタジアム  カンボジア 3-2 4–2

タイトル[編集]

クラブ[編集]

シンガポール・ライオンズXII

ホウガン・ユナイテッドFC

代表[編集]

シンガポール

個人[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Football: S'pore sweep inaugural AFF awards, with Lions, Shahril & Raddy leading the way”. Straits Times. 2014年3月7日閲覧。
  2. ^ Interview With Baihakki Khaizan”. FAS. 2014年3月21日閲覧。
  3. ^ http://redsports.sg/2010/09/22/sharil-ishak-farewell-goal-football/
  4. ^ a b FIFA Century Club fact sheet”. FIFA (2013年4月12日). 2015年7月8日閲覧。

外部リンク[編集]

先代
ノー・アラム・シャー
サッカーシンガポール代表主将
2010-
次代