インタフェース (情報技術)

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インタフェース: interface)は、ものごとの境界となる部分と、その境界でのプロトコルを指す。I/Fと略される[要出典]。主に情報技術関連で用いられる用語で、「ハードウェアインタフェース」、「ソフトウェアインタフェース」、「ユーザインタフェース」の三つに大別される。他分野で定着している界面という訳語を用いる人もいる。

ハードウェアインタフェース

コンピュータなどの情報機器ハードウェア間の通信を行う際の入出力ポートのコネクタ形状や、信号の送受信の方法(プロトコル)などを決めたもの。主にパラレル接続のものとシリアル接続のものに分けられるが、シリアル接続でもパラレルの制御用信号線や電源供給線が混ぜてあるものがほとんどである。またPCにおいてはパラレル接続での高速化が頭打ちなことから、各インタフェースのシリアル接続方式への移行が進んでいる(バス (コンピュータ)も参照)。

ソフトウェアインタフェース

Java などのプログラミング言語では(一般的な意味での)インタフェースを規定し、クラスが実装しなければならない、抽象型を指す。

// 捕食動物を表すインタフェース
public interface Predator {
    boolean chasePrey(Prey p); // 餌を追いかける
    void eatPrey(Prey p); // 餌を食べる
}

public class Cat implements Predator {

    public boolean chasePrey(Prey p) {
        // chasePrey メソッドの実装
    }

    public void eatPrey (Prey p) {
        // eatPrey メソッドの実装
    }
}

ユーザインタフェース

コンピュータとユーザーがそれぞれ情報をやり取りする際の方式。詳しくはユーザインタフェースを参照。

ユーザ・網インタフェース

ユーザ・網インタフェース 通信事業者の通信設備とエンドユーザー側の設備とを接続する点である。UNIと呼ばれ、光回線終端装置ターミナルアダプタにあたる。 ネットワーク同士を接続するものは網・網インタフェース (NNI) と呼ばれる。

関連項目