イギリスから来た男

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イギリスから来た男
The Limey
監督 スティーブン・ソダーバーグ
脚本 レム・ドブス英語版
製作 ジョン・ハーディ
スコット・クレイマー
出演者 テレンス・スタンプ
音楽 クリフ・マルティネス
撮影 エド・ラックマン
編集 サラ・フラック英語版
製作会社 アルティザン・エンターテインメント英語版
配給 アメリカ合衆国の旗 アルティザン・エンターテインメント
日本の旗 ザナドゥー
公開 アメリカ合衆国の旗 1999年10月8日
日本の旗 2000年8月19日
上映時間 89分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $10,000,000[1]
興行収入 アメリカ合衆国の旗カナダの旗 $3,204,663[1]
世界の旗 $3,325,736[1]
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イギリスから来た男』(イギリスからきたおとこ、The Limey)は、1999年アメリカ合衆国サスペンス映画。監督はスティーブン・ソダーバーグ、出演はテレンス・スタンプピーター・フォンダなど。

強盗の常習犯として荒んだ人生を送ってきたイギリスの男が、収監中に起きた娘の死の真相を知るべく、異邦アメリカで繰り広げる戦いを描いた作品。

撮影技法としてクロスカッティングやフラッシュバック、カメラの切り替えが多用され、人物の台詞を流しながら口を噤んでいる映像を見せるなど、特徴的な表現も多く見られる[要出典]

ストーリー

アメリカ・ロサンゼルス空港に、イギリスから初老の男が降り立った。男は強盗の累犯で収監されていたウィルソン。9年の刑期を終えて出獄した彼は、LAで暮らしていた一人娘ジェニーの訃報を受け取っていた。

訃報の送り主であるジェニーの友人エドゥアルドのもとで、ウィルソンはジェニーの死が飲酒運転による事故死であったことと、交際していた音楽プロデューサー・ヴァレンタインとの間に何らかのトラブルを抱えていたことを知る。

信頼する娘の飲酒運転による死を信じられないウィルソンは、エドゥアルドの証言に基づき、ジェニーが死の2週間前に訪れたという不審な貨物会社へと、手掛かりを求めて乗り込む。そこでゴロツキと事を構え、娘の死は事故ではないとの確信を得たウィルソンは、真実を知る筈のヴァレンタインを追い詰めるべく、行動を開始する。

キャスト

※括弧内は日本語吹替

評価

レビュー・アグリゲーターRotten Tomatoesでは84件のレビューで支持率は92%、平均点は7.4/10、批評家の一致した見解は「スティーブン・ソダーバーグがエキセントリックなムードとスタイルで作り上げた『イギリスから来た男』は、主演のテレンス・スタンプの才能を発揮した骨太なネオノワールでもある。」となった[2]Metacriticでは32件のレビューを基に加重平均値が73/100となった[3]

トリビア

原題の「Limey」という単語は「英国人」「イギリス男」ほどの意(かつて英国水兵がビタミン補給のためにライムジュースを飲んだことから)[4]。日本語の映画レビューサイト等には主人公の名を「ライミー」としているものがあるが、誤りである。

出典

  1. ^ a b c The Limey” (英語). Box Office Mojo. 2022年8月28日閲覧。
  2. ^ "The Limey". Rotten Tomatoes (英語). Fandango Media. 2022年8月28日閲覧
  3. ^ "The Limey" (英語). Metacritic. Red Ventures. 2022年8月4日閲覧。
  4. ^ limey noun - Definition, pictures, pronunciation and usage notes” (英語). Oxford Advanced Learner's Dictionary. 2022年10月28日閲覧。

外部リンク