アゴラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Mokmokjp (会話 | 投稿記録) による 2021年3月25日 (木) 03:33個人設定で未設定ならUTC)時点の版 ({{ギリシャの建築}})であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

テッサロニキの古代アゴラ通廊
ティルスアル・ミナー遺跡(ローマ時代のアゴラ)

アゴラ古代ギリシャ語: ἈγοράAgorá)は、古代ギリシア都市国家ポリスにおいて重要な公共空間として不可欠な場所である広場を指すギリシア語で、人が集まることから商取引も行なわれたため、市場としても機能した。ローマ時代のラテン語ではフォルムに相当する。

アゴラはまた、民会の開催場所でもあった。ヘシオドスも、『仕事と日』の中でアゴラという言葉を集会の場として用いている。

アゴラは、ミケーネ文明の崩壊の後にポリスと共に成立し、ホメーロス(紀元前8世紀後半頃?)の時代までには都市の一部として確立した。最も著名なアゴラはアテナイの古代アゴラで、アメリカ古典学研究所がロックフェラーからの資金援助を受けて発掘を行なった。

参考文献

関連項目

外部リンク