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アイメリア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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アイメリア属 Eimeria
Eimeria maxima のオーシスト
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: クロムアルベオラータ Chromalveolata
亜界 : アルベオラータ Alveolata
: アピコンプレックス門 Apicomplexa
: (訳語なし) Conoidasida
亜綱 : (訳語なし) Coccidiasina
: 真コクシジウム目 Eucoccidiorida
: アイメリア科 Eimeriidae
: アイメリア属 Eimeria Schneider, 1875 sensu Lom and Dykova (1982)

本文参照

アイメリア属(アイメリアぞく、学名:Genus Eimeria)とは、アピコンプレックス門に属する寄生虫の1であり家禽の疾病であるコクシジウム症 (coccidiosis) に関与する種を含む。アイメリア属の原虫は単宿主性であり、その生活環に中間宿主待機宿主は存在しない。主に消化管に寄生し、宿主体外に排泄された直後のオーシストは未成熟の状態であるが、1-2日でオーシスト内に2個のスポロゾイトを含む4個のスポロシストを形成して感染能を得る。薬物は有効であるが、食肉処理された食肉に残留する薬物による薬剤耐性の出現の可能性がある。ワクチンが開発されているが、1種類のワクチンは1種のアイメリア属にしか効果を示さない。成功事例では孵化したへのワクチン接種では生涯にわたり免疫が持続した。アイメリア属の感染による症状には多数のオーシストやメロゾイトの出芽による腸上皮の死滅を原因とする血便が含まれる。壊死組織が盲腸に詰まることにより盲腸の壊死がおこる。

アイメリア属の生活環

など

関連項目

参考文献