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あかんべえ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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あかんべえあっかんべーまたはアッカンベーは、相手に向かって下まぶたを引き下げ、赤い部分を出して侮蔑の意をあらわす身体表現。現在では多くの場合、を向かって出すことを伴い、時として舌を出すことそのものを指すと受け取られることもある。また、侮蔑ではなく単に怒りを表すときに使用することも多い。日本国内において広く通用するが、やや子供っぽい印象を与える。

べかこうまたはべっかんこうという呼び方もあり、夏目漱石の『坊っちゃん』には「人差し指でべっかんこうをして見せた」という記述がある。

「あかんべえ」は田山花袋の『田舎教師』では、「後を振返って赤目(アカンベイ)をして見せて居る男生徒もある」とあり、「赤い目」の転訛(m子音はb子音と交代しやすい)としている。

本来はまぶたの裏の赤い部分を見せることを指すが、現在では「べえ」を舌の幼児語「べろ」の意ととらえて、舌を出すことを指すととらえる人も間々見られる。

また少なくとも英語圏でも同様の表現があり、顔文字で:-Pあるいは:P(左を上に見て、:を目に見立て、-を鼻に見立て、Pを舌を出した口に見立てる)という表現がある。

日本以外でのあかんべえの意味

日本以外では、あかんべえの仕草が異なる意味を示すことがある。外部リンクを参照。

漫画などでの表現

その他

脚注

  1. ^ アインシュタインの写真

外部リンク