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Δ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
から転送)
ギリシア文字
Αα アルファ Νν ニュー
Ββ ベータ Ξξ クサイ
Γγ ガンマ Οο オミクロン
Δδ デルタ Ππ パイ
Εε エプシロン Ρρ ロー
Ζζ ゼータ Σσς シグマ
Ηη イータ Ττ タウ
Θθ シータ Υυ ウプシロン
Ιι イオタ Φφ ファイ
Κκ カッパ Χχ カイ
Λλ ラムダ Ψψ プサイ
Μμ ミュー Ωω オメガ
使われなくなった文字

()
ディガンマ サン
ヘータ ショー
ギリシアの数字
スティグマ
()
サンピ

()
コッパ

Δ, δ(デルタ、ギリシア語: δέλταギリシア語ラテン翻字: delta)は、ギリシア文字の第4字母。数価は4。音価は古代ギリシア語では/d/現代語では/ð/ラテンアルファベットDキリル文字Дはこの文字を起源とする。

起源

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フェニキア文字 𐤃 (ダレト)に由来する。

記号としての用法

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  • 大文字の「Δ」は、
    • 素粒子物理学アイソスピン32ストレンジネスが0のバリオン: デルタ粒子を表す。
    • その字形より、三角形を表す。「デルタ翼」「デルタ線(鉄道)」
      • 河川の影響などで三角形になった土地。デルタ地帯
      • 記号のの代わりに使用される。
      • 女性の下腹部、へそを通る水平線と両脚の付け根の線から構成される逆三角形部分の俗称。デルタゾーン
      • 電気において、結線方法の一種(Δ結線)。三相交流の項を参照。
    • 数学で、多項式判別式を表す。
    • 数学で、変数の前に付いて、その変数の(微小な)増分を表す。また差分法における差分作用素。
    • 数学でラプラス作用素を表す。
    • 数学や物理学において、(微小な)差 (differential) を表す。 例えば Δt で時間差を表す。 また変分法における変分作用素を表す。
    • 化学で、反応式中において加熱を表す。
  • 小文字の「δ」は、

符号位置

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大文字 Unicode JIS X 0213 文字参照 小文字 Unicode JIS X 0213 文字参照 備考
Δ U+0394 1-6-4 Δ
Δ
Δ
δ U+03B4 1-6-36 δ
δ
δ
記号 Unicode JIS X 0213 文字参照 名称 備考
U+2206 - ∆
∆
INCREMENT 数学における増分・対称差・ラプラス演算子を意味する。
大文字 Unicode JIS X 0213 文字参照 小文字 Unicode JIS X 0213 文字参照 備考
𝚫 U+1D6AB - 𝚫
𝚫
𝛅 U+1D6C5 - 𝛅
𝛅
ボールド体
𝝙 U+1D759 - 𝝙
𝝙
𝝳 U+1D773 - 𝝳
𝝳
サンセリフ体

関連項目

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