VisualBoyAdvance

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VisualBoyAdvance
VisualBoyAdvance icon
開発元 VBA Team
最新版
1.7.2 / 2004年5月25日 (19年前) (2004-05-25)
最新評価版
1.8.0 beta3 / 2005年10月1日 (18年前) (2005-10-01)
プログラミング
言語
C, C++
対応OS クロスプラットフォーム
対応言語 英語
サポート状況 開発停止
種別 ゲームボーイシリーズ ゲームエミュレータ
ライセンス GPL-2.0-or-later
テンプレートを表示
VisualBoyAdvance-M
VisualBoyAdvance icon
開発元 VBA-M Development Team
最新版
2.1.4 / 2019年10月2日 (4年前) (2019-10-02)
対応OS クロスプラットフォーム
対応言語 多言語
サポート状況 開発中
種別 ゲームボーイシリーズ ゲームエミュレータ
ライセンス GPL-2.0-or-later
公式サイト visualboyadvance-m
テンプレートを表示

VisualBoyAdvance(ビジュアル ボーイ アドバンス)とは、ゲームボーイゲームボーイカラーゲームボーイアドバンスのゲームをプレイすることが可能なエミュレータの一つである。VBAと略されることが多い。

特徴

Windowsの他にBSD、Mac OS X、BeOS、LinuxなどのOSで利用できる。またオープンソースソフトウェアのため、派生版が多いのも特徴である。英語の他にパッチを利用することで他言語にも対応する。さらに動作推奨スペックが比較的低いため、古いパソコンでも快適に動作する。機能面では、処理速度を自由に変更したり、任意のところでセーブできるクイックセーブ(ステートセーブ)機能や、録画機能などに対応している。

歴史

本エミュレータの開発は、「Forgotten」により開始された。彼が開発から降りた後、彼の弟が率いる「Team VBA」が開発を引き継いだ。公式による開発は2004年のversion 1.8.0 beta 3で終了しており、その後は様々なデベロッパーによる派生版の開発が行われた。それらの派生版を一つに統合すべく、VisualBoyAdvance-Mの開発が進められている。

動作推奨スペック

動作環境(Windows版)

OS

Windows 98/ME/2000/XP/Vista/7 (Windows 95未対応?)Windows NT (DirectX描画を利用しないことで動作可)

CPU

Pentium III 500MHz(推奨) Pentium III 800MHz以上

描画

DirectX (v7.0a以降、v1.8.0よりv9.0c以降) / OpenGL / GDI

16ビットカラー(ハイカラー)以上

その他

キーボード/ジョイパッド

GBA BIOSファイル(任意)

Windows7でVBAを起動すると、ROMを読み込んだ後、一瞬画面が暗くなるが、動作に問題はない。


動作環境(Android版)

ここではWindows版VBA-MをベースとしたGBA.emuについて紹介する。

OS:Android 2.3以上

CPU:1GHz以上

機能

VisualBoyAdvanceは以下の機能に対応している。

  • ゲームボーイ、ゲームボーイカラー、ゲームボーイアドバンスのROMに対応
  • 他のエミュレータで保存したセーブデータのインポート/エクスポートに対応
  • ステートセーブに対応
  • ジョイパッド対応
  • スーパーゲームボーイとスーパーゲームボーイ2の「境目(border)」と「カラーパレット(color palette)」に対応
  • ゲームボーイプリンターのエミュレートに対応
  • リアルタイムIPSパッチングに対応
  • ROMのハック、デバッグに対応。ロガー、ビュアー、エディターが含まれている。
    • SDL バージョンにもゲームボーイアドバンスデバッガーが含まれる。
  • 連射機能対応
  • クロックアップに対応
  • フルスクリーンモード対応
  • 画面キャプチャに対応
  • プロアクションリプレイ、エックスターミネターアドバンスのチートコード対応 (Windowsのみ)
  • 録音(WAV形式)録画(AVI形式)に対応
    • VisualBoyAdvanceとその派生版独自の形式のビデオフォーマットでの録画も可能。
  • 画面を拡大するためのフィルター、「2xSal」、「Super2xSal」、「Super Eagle」、「AdvanceMAME」、「Pixelate」、「Motion blur]に対応。
  • GUIスキニングに対応

これに加えてVisualBoyAdvance-Mがサポートしている機能

  • HQ3x/4xピクセルフィルターに対応
  • インターネットやLAN上でのネット接続に対応

派生版

ソースコードが公開されているため、派生版が多数存在する。

VBALink

LAN経由や同時起動などで通信機能をエミュレートすることができる。

VisualBoyAdvance CE

Ver1.7xをベースとしており、低スペックパソコン向けに開発されている。動作を軽くするため、画面フィルター機能などを消去されている。動作は若干軽い。

VisualBoyAdvance-M

Visual Boy Advance-Mもしくは略してVBA-Mは、開発が終了した、または更新が途絶えているVisual Boy Advanceの派生版を改良するプロジェクトである。いくつかの追加機能と共に、ソフトウェアは最新の状態に保ち続けている。Visual Boy Advanceが2004年に開発を終了してから、本家プロジェクトとは別の派生版が多くリリースされるようになった。結局いくつかの派生版はVBA-Mに統合された。VBA-Mの"M"は、英語の"merge"(統合する)の頭文字である。

外部リンク

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