SMART-S

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SMART-S
F218 Mecklenburg-Vorpommern Bruecke.jpg
F218 メクレンブルク=フォアポンメルン」の艦橋周辺部。
艦橋後部にある四角錐型マストの頂部に、SMART-Sのアンテナが配置されている。
※四角錐型マストの付け根前部に配置された皿型アンテナは、STIR-180射撃指揮レーダー
開発国 オランダの旗 オランダ
周波数 Sバンド
PRF 3,800 pps
パルス幅 0.6µS (圧縮)
ゲイン 23 dB (送信)
31.5 dB (受信)
走査速度 27 rpm
アンテナ 4.8×2.05 m
ビーム幅 縦2×横9度
探知距離 250 km (130 nmi) ※最大
65 km (35 nmi) ※1m²の目標に対して
出力 150 kW
重量 1,200+385 kg (駆動装置)

SMART-Sは、オランダのシグナール社(現在のタレス・ネーデルラント社)が開発した3次元レーダー。開発当初は単にSMARTと称されていた。なお、Cバンドを使用する小型化版としてMW-08Lバンドを使用する長距離捜索版としてSMART-Lが派生している。

その名のとおり、使用する周波数はE/Fバンド (Sバンド)であり、この周波数選択もあいまって、MW-08より、遠距離での対空捜索に重点を置いたレーダーとなっている。アンテナの大きさは4.8×2.05メートル、駆動部を含めた重量は1,585 キログラムである。アンテナには、1つのTWT送信機と16列の受信機が配置されており、同時に12本のビームを形成して、半球空間を走査できる。

また、2003年には、改良型のSMART-S Mk 2が発表された。タレス・ネーデルランド社の主張によると、これは、これまで同社が提供してきたDA-08 2次元対空捜索レーダーとMW-08 低空警戒/対水上レーダーをまとめて代替できる。またこれと同時に、SMART-S Mk 2は、SEAPAR多機能レーダーを補完して、ESSMをミサイルとする個艦防空システムを構成することもできる。SEAPARはAPARの小型・簡易化版であり、SEAPARとSMART-S Mk 2は、APARとSMART-Lと同様の補完関係となる。

運用国と搭載艦艇[編集]

 オマーン海軍
 オランダ海軍
 カナダ海軍
 韓国海軍
 コロンビア海軍
 チリ海軍
  • ヤコブ・ファン・ヘームスケルク級フリゲート
  • カレル・ドールマン級フリゲート
 デンマーク海軍
 ドイツ海軍
 トルコ海軍
 フランス海軍
 ベルギー海軍
  • カレル・ドールマン級フリゲート
 ポルトガル海軍
  • カレル・ドールマン級フリゲート
 モロッコ海軍


参考文献[編集]