G級フリゲート

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G級フリゲート
TCG Gazi’antep.jpg
F-490 ガズィアンテプ
艦級概観
艦種 フリゲート
運用者  トルコ海軍
就役期間 1997年 - 就役中
性能諸元
排水量 満載:4,166トン
全長 135.6m
全幅 13.7m
吃水 6.7m
機関 COGAG方式
LM2500ガスタービンエンジン(20,500hp) 2基
非常用旋回式スラスタ(350hp) 2基
推進器 1軸
速力 最大: 30kt
航続距離 5,000海里(18kt時)
乗員 222名(士官19名、水兵・下士官203名)
兵装 オート・メラーラ 76mm単装砲 1基
ファランクス 20mmCIWS 1基
Mk.13 単装ミサイルランチャー
SM-1 MR SAM
ハープーン SSM
が発射可能(合計40発搭載)
1基
Mk.41 VLS(8セル)
ESSM 短SAM
1基
Mk.32 3連装短魚雷発射管 2基
艦載機 S-70B-2 または AB-212 1機

G級フリゲートトルコ語: G sınıfı fırkateyn, Gabya sınıfı fırkateyn)は、トルコ海軍フリゲートである。旧アメリカ海軍オリバー・ハザード・ペリー級ミサイルフリゲートを基に、兵装の近代化と最適化が図られている。

近代化改修[編集]

G級フリゲートは、GENESIS(Gemi Entegre Savaş İdare Sistemi[1])と呼ばれるトルコ製のデジタル式戦闘マネージメントシステム改造を含む、大規模改修を受けている。

GENESISは、トルコ海軍とトルコのソフトウェア会社HAVELSANが共同開発したもので、2007年から2011年にかけてGENESISソフトウェアのアップデートが行われる予定である[2][3][4]

GENESISは先進的な戦闘マネージメントシステムであり、以下のような特性を有する。

  • 現代的かつ信頼性が高い。
  • 高パフォーマンス
  • オープン・アーキテクチャ
  • 1,000以上の戦術目標を追尾可能な能力。
  • 現代的なデジタルセンサーのデータ統合能力。
  • 目標の脅威度の自動評価能力。
  • 兵装交戦機会選定。
  • リンク 16及びリンク 22システムの一体化。

この他にも、以下の要素が改修計画に盛り込まれている。

  • Mk 41 VLSを8基搭載してESSMを装備可能とする。これに応じて、Mk 92 FCSの改修もロッキード・マーティンによって行われる。[5]
  • 新型の3次元対空監視レーダーの改造。[6]
  • 新型の長距離ソナーを追加。[7][8]

Mk 41 VLSは、オーストラリア海軍アデレード級フリゲートと同様、Mk 13 単装ミサイルランチャーの前部に搭載される。最初にMk 41 VLSが設置されたのは、F-495 ゲティズ(旧FFG-19 ジョン・A・ムーア)である[9]

また、G級フリゲートはペリー級の中でも前期型に相当するショートハル(短船体)型であるため、艦載機の運用能力向上を目的にAircraft Ship Integrated Secure and Traverse(ASIST)を装着する改修が、イスタンブール海軍工廠にて行われた。この改修により、G級フリゲートは従来のアグスタ・ベル 212の他にS-70Bシーホークの運用が可能となった。

一覧[編集]

G級フリゲートとしてトルコ海軍に納入された8隻は、いずれもアメリカ海軍から引き渡された中古艦である。

 トルコ海軍  アメリカ海軍時代
# 艦名 # 艦名 建造所 起工 就役 退役 リンク
F 490 ガズィアンテプ
(Gaziantep)
FFG-16 クリフトン・スプレイグ
(USS Clifton Sprague)
バス鉄工所 1979年7月 1981年3月 1995年6月 [3]
F 491 ギレスン
(Giresun)
FFG-20 アントリム
(USS Antrim)
トッド造船所,
シアトル
1978年6月 1981年9月 1996年5月 [4]
F 492 ゲムリク
(Gemlik)
FFG-21 フラットレイ
(USS Flatley)
バス鉄工所 1979年11月 1981年6月 [5]
F 493 ゲリボル
(Gelibolu)
FFG-30 リード
(USS Reid)
トッド造船所,
サンペドロ
1980年10月 1983年2月 1998年9月 [6]
F 494 ギョクチェアダ
(Gokceada)
FFG-27 マーロン・S・ティスデイル
(USS Mahlon S. Tisdale, )
1980年3月 1982年11月 1996年9月 [7]
F 495 ゲティズ (Gediz) FFG-19 ジョン・A・ムーア
(USS John A. Moore)
1978年12月 1981年11月 2000年9月 [8]
F 496 ゴコーヴァ
(Gokova)
FFG-13 サミュエル・エリオット・モリソン
(USS Samuel Eliot Morison)
バス鉄工所 1978年12月 1980年10月 2002年4月 [9]
F 497 ギョクス (Göksu) FFG-15 エストシン
(USS Estocin)
1979年4月 1981年1月 2003年4月 [10]

脚注[編集]

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関連項目[編集]