SHOCK-運命-

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SHOCK-運命-
黒木メイサシングル
初出アルバム『MAGAZINE
リリース
規格 マキシシングルデジタル・ダウンロード
ジャンル R&Bポップ
時間
レーベル STUDIOSEVEN Recordings
作詞・作曲 黒木メイサ、CLONEJeff Miyahara藤林聖子
黒木メイサ シングル 年表
Like This
(2009年)
SHOCK-運命-
(2009年)
5-FIVE-
2010年
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SHOCK-運命-」(ショック うんめい)は、日本のポップ歌手黒木メイサの楽曲である。彼女のデビュー・シングルとして2009年7月22日に発売された。Jeff Miyaharaによってプロデュースされた本作は、音楽的にはダンス・ミュージックと指摘される。ベートーヴェンの『運命』をサンプリングしている[1]

背景[編集]

アルバム『hellcat』で歌手デビューを果たした黒木の1枚目のシングルである。本作は黒木が出演するキリンビバレッジ『コーラショック』のコマーシャルソングの依頼を受けて書き下ろされた。CM制作者が用意していたベートーヴェンの『運命』をコンセプトにした絵コンテから着想を得た黒木が、デビュー・アルバムを手がけたJeff Miyaharaと共に制作した[2]。デビュー・アルバム『hellcat』と同じ事はやりたくなかったと語る黒木だが、基本的には「踊りたい」という気持ちがあった為、その様な楽曲を目指して制作された[3]。『運命』のサンプリングが目立つがスクーリーD英語版 の『P.S.K. What does it mean?』[4] もサンプリングされていることをTBSラジオライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル2010年3月20日放送でZEEBRAが紹介した。


のちに発売されたミニアルバム『ATTITUDE』には収録されず、その後発売されたオリジナルアルバム『MAGAZINE』に収録された。

批評[編集]

『hotexpress』の平賀哲雄は、女優やモデルが歌手デビューすると"アーティスト風"にしか見えず、ダサい印象になり、ミュージックビデオで踊っている姿もどこか恥ずかしくなるとし、黒木の歌手デビュー当初もそういった印象だった、とコメントした。しかし、本作は「他の美形R&B系女性アーティストと比べても遜色なしに格好良い」と批評した[5]。『CDジャーナル』は、「ディープなビートと凛としたヴォーカルが融合したダンス・チューン」と批評し、「高い表現力に驚かされる。」とコメントした[6]。『タワーレコード』の出嶌孝次は、「あの〈運命〉を隠し味にした重厚な意匠は、アヴリル風のガールズ・ロックに仕上げられたカップリング曲“Wasted”とも好対照だ。BACHLOGICによる“Bad Girl”のリミックスにも注目したい。」とコメントした[7]

ミュージックビデオ[編集]

ビデオの監督は久保茂昭が務めた[8]

プロモーション[編集]

黒木自身が出演するキリンビバレッジ『コーラショック』のコマーシャルソングとして、発売前から放送されていた。2009年7月7日に行われた同CM発表会で、初めて曲を披露した[1]

収録曲[編集]

#タイトル作詞作曲時間
1.「SHOCK-運命-」黒木メイサ、CLONE、Jeff MiyaharaMiyahara、黒木、ジェレミー・ソウル
2.「Wasted」藤林聖子Miyahara、黒木
3.「Bad Girl (Bachlogic Remix)」(BACHLOGIC Remix)U-kaJUNE
4.「SHOCK-運命-」(Instrumental)黒木、CLONE、MiyaharaMiyahara、黒木、ソウル
初会盤DVD
#タイトル作詞作曲・編曲監督
1.「SHOCK-運命-」(MUSIC VIDEO)  久保茂昭

チャート[編集]

チャート(2010年) 最高
順位
オリコン週間[9] 25
Japan Hot 100 84
RIAJ有料音楽配信チャート 13

売上[編集]

チャート 売上
オリコンチャート フィジカル[10] 9,100

発売日一覧[編集]

地域 リリース日 規格
日本 2009年7月15日 (2009-07-15) 着信音
2009年7月22日 (2009-07-22) 携帯電話端末向けフル配信
CD

出典[編集]

  1. ^ a b “◆黒木メイサ 歌手として初のパフォーマンス披露!!” (日本語). hotexpress. 東京都. (2009年7月8日). http://www.hotexpress.co.jp/news/090708_meisakuroki/ 2011年2月16日閲覧。 
  2. ^ “黒木メイサ 新曲はベートーベン「運命」がモチーフ 衝撃のサイトジャックを見逃すな!!” (日本語). nabicon. 東京都. (2009年7月18日). https://navicon.jp/news/4331/ 2011年2月16日閲覧。 
  3. ^ 黒木メイサ、(インタビュアー:猪又孝)「黒木メイサ特集」『Yahoo! JAPAN』、東京都、2009年7月8日http://recochoku.jp/pickup/101008a/index.html2011年2月16日閲覧 
  4. ^ この曲は英語版Wikipedia「Schoolly D」の記事で聞くことができる。
  5. ^ 平賀哲雄 (2009年). “SHOCK-運命-” (日本語). レビュー. hotexpress. 2011年2月16日閲覧。
  6. ^ 黒木メイサ/SHOCK-運命-” (日本語). 試聴記コメント. CDジャーナル (2009年). 2011年2月16日閲覧。
  7. ^ 出嶌孝次 (2011年1月26日). “アーティスト・黒木メイサが、初のフル・アルバム『MAGAZINE』を完成させるまで” (日本語). タワーレコード. 2011年2月16日閲覧。
  8. ^ SHOCK-運命-” (日本語). 楽曲関連情報. スペースシャワーTV (2009年7月22日). 2011年2月14日閲覧。
  9. ^ SHOCK-運命-のCDシングルランキング” (日本語). オリコン芸能人事典. オリコン. 2011年2月14日閲覧。
  10. ^ オリコンランキング情報サービス「you大樹」”. オリコン. 2011年2月15日閲覧。 (subscription only)