R-9
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R-9(アールナイン)とは横スクロールシューティングゲーム『R-TYPE』シリーズにプレイヤーキャラクターとして登場する架空の戦闘機のひとつ。
続編が作られるようになって以降、シリーズによって機体やフォース、武装に沢山のバリエーションが出来たが、R-9系統だけはスタンダードな機体とてほぼ全シリーズに共通して登場する。この項では、このR-9系列のバリエーションを説明する。
シリーズを通して概ね共通する事項として、前方がほぼ透明なラウンドキャノピーをもつ機体であること、溜め攻撃である波動砲を標準装備していること、追尾ミサイルやビットなどの補助武装を装備可能であることが挙げられる。また、フォースと呼ばれる補助武装を用いて多彩な攻撃方法をとることができる。
なお、それぞれの機体が登場する作品での設定や書籍での記述と『R-TYPE FINAL』にて付け加えられた後付け設定や呼称の食い違いが多数あるため、混在して記述されている場合がある。
目次 |
[編集] R-9A ARROW HEAD <アロー・ヘッド>
| R-9A R-9A ARROW HEAD |
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|---|---|
| 形式番号 | R-9A |
| 分類 | 異層次元戦闘機 |
| 全高 | 10.8m |
| 全長 | 16.2m |
| 全幅 | 5.1m |
| 重量 | 31.0t |
| 最高速度 | 208km/s |
| 推進機関 | ザイオング慣性制御システム |
| 武装 | 超高速電磁レールキャノンX2 波動砲X1 |
| 特殊装備 | フォース×1 ビット×2 |
| 乗員人数 | 1~2名 |
| 搭乗者 | リョウ・ミナモト リィザ・ステファニー (両名とも、第一次バイドミッションでの搭乗者) |
元々は宇宙空間における作業用のものだったが、対バイド戦用に強化された波動砲と最新鋭テクノロジーによって開発された攻防一体の武装ユニット「フォース」を搭載することで、初めての異層次元戦闘機『R-9』としてロールアウトされた。ロールアウト時期は2235年で低出力波動砲を装備。その後のバイド戦では、高出力波動砲およびザイオング慣性制御システムを装備したものが使用されている。
正式名称は『R-9A』通称アロー・ヘッド。ただしこの名称は『R-TYPE』シリーズ後期に付けられたもの。
後のシリーズにおいても主力戦闘機として活躍し、その系譜からR-9C、R-9Ø、RX-10、R-13A等の優秀な後継機を輩出した[1]。『R-TYPE』シリーズのストーリーの中核を担う存在であり、同時に最大の象徴ともいえる。Rシリーズの原点とも呼べる機体。
登場作品は初期型が『R-TYPE』、後期型は『R-TYPE FINAL』。後期型ではシャドウ・ビット、追尾ミサイルの装備が可能になり、対地ミサイルの変わりに爆雷が用意されている。 『R-TYPE Complete CD』中での描写によると、この機体は縦列複座型のようである(右の性能表はComplete CDでの設定からのもの)。アイレムの会報誌では、R-3からR-9までは複座型であったという記述がある。
なお、着陸する時はその場に浮遊して止まる事ができるらしく、ランディングギアのような物が存在しない。ノズル部には、ザイオンググラビティドライバが搭載されている。
因みにファイナルとタクティクスでは、ムービーシーンと実際のゲーム中とでは本機のデザインが若干異なる(例:キャノピー付近の黄色い目のような部分が有ったり無かったり)。
R-TYPE作中での詳細な運用記録ならびに作戦記録は記載されていないが、R-TYPE COMPLETE CDでは1-2面中にプロトタイプが出撃し3面冒頭で量産型が完成した報告が入る。4面終了後に味方艦に収容された後、R-9量産型多数とR-9プロトタイプが出撃(プロトタイプの出撃についてはパイロットの独断である)。作戦終了後は量産型が18機回収される。なお、プレイヤー機であるプロトタイプは難易度によって無事かどうかが決まる。
- 超高速電磁レールキャノン、またはレールガン(タクティクスではバルカンと呼ばれている。)
- R-9の基本武装。低威力だが連射が可能なことから雑魚キャラの掃除に向く。
- スタンダード波動砲(波動砲)
- R-9に戦艦級の攻撃力を持たせることを念頭において造られた兵器。前方に特殊な力場を形成し、エネルギーを収束させベクトルを付与した後に開放、放出する。破壊力はレールガンを遥かに上回り、さらに敵を貫通する性能を持つ。上記のように力場でエネルギーを収束させているため、物理的な砲口は存在しない。
- 初期型ではこの収束システムが不完全なまま出撃に至っているため、エネルギーチャージの最大容量がスペックデータの50%という状態で戦線に投入された。なお後期型では改修され、本来の性能である2ループのチャージが可能になっている。
- ラウンド・フォース(IIIでの名称)、あるいはスタンダード・フォース(DELTA以降)、もしくは単にフォース(初期以降)。
- バイド素子をコントロールロッドで制御し、収束させたもの。敵の弾を消すシールドの役目も果たし、フォースのエネルギーをR-9のコンバーターを使用し、変換加工したものにベクトルを与えるとレーザーとして放出する性質を持つ。またR-9本体からフォースを射出することも可能。
- 使用できるレーザーは、高密度収束光条体(対空レーザー)、連続変化プリズム型光条体(反射レーザー)、対物追従型連続光弾体(対地レーザー)。
- フォースは2205年に開発された。R-5のバージョンアップ版であるR-7から、フォースコンダクタが試験搭載される。なお、フォースの実用試験の際に、事故により1名の犠牲者が出ている。
- ラウンド・ビット
- 機体の上下に展開される「人工のフォース」を目標として作られた球形のオプション兵装。
- 対空レーザーを装備したときのみ支援攻撃を行うが、それ以上の物には成り得なかった。
- 機体が激しく動き回ると、反動により機体側面周囲を回転する。後に制作される様々なビットの中には、機体の動きにほぼ確実に追従するものが登場している。
- R-9Aの機体側面にあるビットコンダクターで制御されている。なお、フォースコンダクタと同様に、R-7から搭載されている。
- 追尾ミサイル
- 自機の上下から発射され、敵を感知すると追尾する。威力は低く、補助的な兵器となる。
[編集] R-9A2 DELTA <デルタ>
大気圏内専用機として小型軽量化が推し進められた機体。登場作品は『R-TYPE ⊿』、『R-TYPE FINAL』。DOSEシステムを搭載し、相手のエネルギーをある程度取り込み、放出する事が可能になった。⊿に登場した際はテスト用の試作機であったものを実戦投入しており(そのため当時の形式番号はR9 deltaやR9aII、DELTAはあくまでも通称となっている)、その後FINALでは戦闘から得たフィードバックを元にリファインを施された量産型として登場している。
- レールガン
- 拡散波動砲試作型
- 試作だけあって拡散範囲が狭い。なお、発射機構に関する機器が折りたたみ式になっている。
- スタンダード・フォース
- ラウンド・ビット(FINALはラウンドに加えシャドウ・ビット)
- 追尾ミサイル(FINALでは誘爆ミサイル/爆雷も選択可能)
- デルタウェポン(ニュークリアカタストロフィー)
[編集] R-9C WAR HEAD <ウォー・ヘッド>
| R-9C R-9C WAR HEAD |
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|---|---|
| 形式番号 | R-9C |
| 分類 | 異層次元戦闘機 |
| 生産形態 | 技術職人による手作りで3機のみ |
| 全高 | 9.2m |
| 全長 | 13.5m |
| 全幅 | 4.2m |
| 重量 | 22.0t |
| 推進機関 | ザイオング&新長居グラビティドライブユニット |
| 武装 | 超高速電磁レールキャノンX2 拡散波動砲X1 |
| 特殊装備 | フォース×1 ビット×2 |
| 乗員人数 | 1名 |
| 搭乗者 | 不明(パイロットの四枝除去をした、または脳だけにした状態でダイレクトリンクシステムに直結し、パッケージ化された生体コンピュータユニット(ゲームボーイ版「II」の取扱説明書および、アイレムの会報誌による)) |
登場作品は『R-TYPE II』(この時の名称はR-9改、またはR-9カスタム)、『R-TYPE FINAL』。『R-TYPE II』ではR-9A用のレーザーがセレクト出来る上に、2種類の追加レーザーが使えた純粋な強化兵装機体であった。その性能は、R-9Aのものと比べてかなり高く、「化け物」とまで呼ばれた。
『R-TYPE FINAL』ではR-9のベテランパイロット向けカスタムタイプとされた。R-9A用の対空/反射レーザーがオミットされたこと、強力ではあるが独特の性能を持つ拡散波動砲が搭載されていることなどから、従来型に比べ非常に癖の強い機体になっている。
IIでの設定では、R-9Aの作業艇と戦闘艇を兼ねた設計思想とは異なり、最初から異次元戦闘艇として設計されたため、あらゆる点で性能の向上および小型化、軽量化が図られた。また、アビオニクス系の強化によって1名での運用が可能になった。他、パーツのパッケージ化によってメンテナンス性も向上し、コックピットが脱出用ユニットとして分離するようになっている。ただし、パイロットは四枝を除去された上で、機体のコンピュータに直結されて運用された(いわゆる生体コンピュータユニットである)。これは、作戦遂行ならびに戦闘データ回収を目的としたもので、前述のコックピット分離やライフシステムの向上、人工冬眠機能、キャノピーの装甲化もその一環である。パイロットが搭載されていると思われるパイロットユニットは、「ANGEL PAC」という名のついた筒状のものに下部から多数のコードが張り巡らされているが、その内部図については不明である。このパイロットをパッケージとして運用している事は極秘事項となっている(資料では、パイロットの意思で組み込まれたわけではないことが分かっている)。 IIの最後では、捕獲されていた4機のR-9Aをレーザー通信によって起動させ、連携によって敵基地を脱出した。その後、パイロットは人工冬眠機能によって冷凍状態となり、250時間後に回収された。しかし、パイロットは死亡したものとして発表された。
- レールガン
- 拡散波動砲
- 2ループチャージすることによって拡散する。
- スタンダード・フォースC
- R-TYPEIIおよびSUPER R-TYPEでは、R-9の3つのレーザーのほかに、新たに3つのレーザーが実用化され、使用できる。
- 追加されたレーザーは、凝縮波動弾体(ショットガンレーザー)、高速追跡型マイクロマシン弾体(サーチレーザー)、拡散型高密度光弾体(スプリットレーザー)。
- ラウンド・ビット(FINALはラウンドに加えシャドウ・ビット)
- 追尾ミサイル/誘爆ミサイル
[編集] R-9S STRIKE BOMER <ストライク・ボマー>
公式設定中では『R-TYPE II』と『R-TYPE III』の間をつなぐ重要な機体である。『R-TYPE III』でR-9Sの顛末が記載され、『R-TYPE FINAL』で使用可能になる。
『R-TYPE III』ではR-9C(改)の量産型として設計され、機銃にはプラズマニードル、波動砲にはR-9Cで使用された拡散波動法を搭載しているという設定である。
『R-TYPE FINAL』では、『III』の主役機R-9/0の武装である「メガ波動砲」が搭載されており、地形を含めたあらゆるオブジェクトを貫通する。その都合上、フォースはスタンダードフォースの改良型を使わずに、従来のスタンダードフォースを使用している。この設定は、FINALのゲームシステム上、R-9/0のIIIでの武装(メガ波動砲とハイパードライブ、3つのフォース)を後続機であるR-9/0とR-9/02に分散するためでもある。 このメガ波動砲は後に改良を加えられ、R-9Øのハイパードライブシステムを融合しギガ波動砲を生み出した。なお、『R-TYPE FINAL』では『R-TYPE III』で存在したメガ波動砲の敵弾消去能力や発射時の機体周囲の攻撃判定はオミットされている。
当機体にとって不遇であったのは、第2次バイドミッション(R-TYPE II)と第3次バイドミッション(R-TYPE III)の間に起きた太陽系へのバイド侵攻を、大多数をもってしても防げずに全滅してしまった事が挙げられる。
- レールガン
- メガ波動砲
- ラウンド・フォース
- ラウンド・ビット/シャドウ・ビット
- 爆雷/誘爆ミサイル
[編集] R-9Ø RAGNAROK <ラグナロック>
| R-9Ø R-9Ø RAGNAROK |
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|---|---|
| 形式番号 | R-9Ø |
| 分類 | 異層次元戦闘機 |
| 推進機関 | 光速次元航行ブースター |
| 動力源 | 推進コアジェネレーター ハイパードライブジェネレーター |
| 燃料 | 核融合内燃機構 |
| 武装 | 超高速電磁レールキャノンX2 メガ波動砲X1 ハイパー波動砲X1 |
| 特殊装備 | ラウンドフォース シャドウフォース サイクロンフォース フォースコンダクタユニット
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| MMI | サイバーインターフェイスシステム 零式フィードバックシステム |
| 乗員人数 | 1名? |
| 搭乗者 | 不明(生体コンピュータデバイス) |
『R-TYPE III』、『R-TYPE FINAL』に登場。IIIでは、火星基地で製造された機体で、R-9Sのフレームを流用しているが、基本的に全て新しく設計かつ新造された。なお、R-9SはR-9Cより大型であり、R-9ØもR-9Sとほぼ同等の大きさである。正式な読みはアールナイン・スラッシュ・ゼロ。0はØのように斜線付きの0を用いる。ラグナロック(ラグナロク)は、開発コード名である。別のコード名として「ELIMINATE DEVICE」を持つ(ELIMINATEは除去、追い出す、削除などの意)。
新たなフォースコンダクタユニットによって、3種類のフォースデバイスの使い分けが可能な点が特徴の一つだが、この機体の最大のコンセプトは、強力無比な二種類の波動砲を搭載している点にある。収束圧搾型波動砲ユニットにより従来の波動砲を遥かに上回る絶大な威力を誇りあらゆる物体を貫通する「メガ波動砲」と、新ウェポンシステム「ハイパードライブモード」を使用する事で波動砲の連射を可能にする「ハイパー波動砲」は他に類を見ない攻撃力を当機に与えるに至った。ただしハイパードライブモードは機体への負担が大きく、使用した直後はオーバーヒートを起こし波動砲のチャージが一時的に行えなくなる欠点も存在する。
FINALになってフォースがシャドウ・フォースに固定され、メガ波動砲もオミットされている。ハイパードライブモードは改修されオーバーヒートこそしなくなったが、元々非常に扱いが難しいハイパー波動砲(しかも攻撃力が抑えられ命中時に発生する爆風の攻撃判定もオミットされた)に武装が限定されてしまったため、全体的に性能は弱体化している。しかしIIIにおいてこの機体が発揮した圧倒的なポテンシャルは、まさに「シリーズ最強機体」の名に相応しいという声も多く、ファンの間でも特に人気の高い機体のひとつである。
なお、パイロットの詳細は不明で、アイレムの資料でも名前の上に罫線が引かれ解読しにくくなっているが、一応読むことは出来る。また、軍は否定しているが、肉体を体内年齢14歳相当に幼体固定された23歳の女性を機体に直結させているらしいという。
- レールガン
- メガ波動砲/ハイパードライブシステム(FINALではハイパー波動砲のみに)
- ラウンド・フォース/シャドウ・フォース/サイクロン・フォースの3択(FINALではシャドウのみ)
- ストラグル・ビット(FINALではストラグル=ラウンドに共用化され、他にシャドウ・ビットの装備が可能に)
- エレクトロン・ミサイル(FINALではオミットされ追尾ミサイル/爆雷に)
[編集] R-9Leo LEO <レオ>
『R-TYPE LEO』、『R-TYPE FINAL』に登場。元々の作品の世界が違うため、それぞれ設定が異なる。
『Leo』ではフォースは装備していない。そのためレーザーもフォースを介さず、機体とサイ・ビットから直接発射する。波動砲も搭載されておらず、チャージ攻撃ではビットが敵を自動追尾する攻撃(サイビットサイファ)を行う。直線基調の攻撃が主である同機に曲線の攻撃を付け加えている。
『FINAL』の世界では、ビットに攻撃能力を持たせるという願いは成就され、ビット装備状態での攻撃力は群を抜くうえ、後方への攻撃もフォースの後方配置をせずにビットを後方へ向けるだけで可能になる。1つのビットデバイスを獲得することで、同時に2機のビットを装備することが出来るなど、通常性能では他機と段違いの性能を見せている。波動砲がビットの出力に喰われ、最大1ループという扱いにはなっているが、発射と共にサイ・ビット自体を発射し、波動砲の届かない所へと攻撃する事が可能になっている。
- レールガン
- 波動砲試作型(LEOでは非装備)
- Leo・フォース(LEOでは自機から直接レーザーを発射していた)
- サイ・ビット
- 追尾ミサイル(FINALでは誘爆ミサイルも選択可能)
[編集] その他派生機体
他にも派生機体を含めると全101種に及ぶ。R戦闘機についても参照の事。
[編集] 補足
このほかにもアイレムの他タイトル登場機体がR-TYPE FINALによりRシリーズの中に取り込まれている。具体的には
- OF-1 DAEDALUS(イメージファイト)
- TP-3 Mr.HELI(Mr.HELIの大冒険)
- RX-12 CROSS THE RUBICON(Xマルチプライの自機"X-002"をR-TYPE FINAL用に設定した物と思われる。)
である。
逆にR-9Aはイメージファイト2にも登場している。
因みにトレジャーが制作したシューティングゲーム「レイディアントシルバーガン」にはR-9に似た外観を持ち、R-9に似た攻撃を行うボス「GALLOP」が登場する。
[編集] 参考文献
- DRAGONFLY 1stOption R-TYPE ILLIGAL MISSION
- DRAGONFLY Vol.19
- R-TYPE SPECIAL 付属ブックレット
- R-TYPE COMPLETE CD 説明書
[編集] 脚注
- ^ ドラゴンフライでは、一部の機体は「装備バリエーション」の一つとして設定されていた。
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