Oリング

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Oリング

Oリング (O-ring、オーリング)とは、断面がO形(円形)の環型をした密封用(シール用)機械部品のこと。材質にはゴムが使われることがほとんどである。ゴムの他、断面が中空O型をした金属中空Oリング(メタル中空Oリング)や、テフロン等のプラスチックを使ったOリングも存在する。機材への流体の進入を防止したり、内部の流体が外に漏れないように密封するために用いる。

2つの部品を接触させる箇所において、固定もしくは往復させたい時に、部品同士の隙間からの流体の流出、もしくは流入を防ぐ場合に用いる。2つの部品のどちらかに溝部を設け、その溝にOリングを装着し適度に圧縮することによって、空気ガスなど多様な流体の漏れを防ぐことができる。ただし、回転運動する軸のシール用にはあまり向いておらず、やむを得ず用いる場合は摩擦の低減や摩擦熱の放熱などに配慮する必要がある。

金属中空Oリングは、高温部などに使うことが可能であるが、中空の金属を潰して使うという性質上、使い捨てである場合が多い。


規格[編集]

JISISOでサイズは規定されているが、用途によって規定品以外にも多種多様のサイズがあり、材質も温度や、磨耗性等の使用目的に応じて数多く用意されている。規格が決められているため、他の形状のシール材と比較して安価で入手しやすい場合が多い。

  • JIS B2401:Oリング
  • JIS B2406:Oリング-取付溝部の形状・寸法
  • JIS B2407:Oリング用バックアップリング
  • JIS B2408:Oリング-外観品質基準
  • JIS B2410:Oリング-ゴム材料の選定指針
  • ISO 3601:Sealing devices-O-rings
  • JASO F404:自動車用Oリング

材質[編集]

シール対象、使用温度、作用圧力などに応じて選定される。材質としてはニトリルゴムスチロールゴムシリコーンゴムフッ素ゴムなど。

出典[編集]


関連項目[編集]