INMOST

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INMOST
ジャンル アクションアドベンチャーゲーム
対応機種 Apple ArcadeiOS, iPadOS, tvOS
Microsoft Windows
macOS
Nintendo Switch
開発元 Hidden Layer Games
発売元 Chucklefish英語版
プロデューサー Caoimhe Roddy
ディレクター Alexey Testov
シナリオ Alexey Testov
音楽 Alexey Nechaev
美術 Alexey Testov
Jon Davies
Marion Bricaud
人数 1人
発売日 Apple Arcade
2019年10月11日
Win, mac, Switch
2020年8月21日
対象年齢 CEROB(12才以上対象)
ESRBT(13歳以上)
PEGI12
USK12(12歳未満提供禁止)
ACB:M
コンテンツ
アイコン
CERO:暴力、犯罪
ESRB:Blood, Violence
PEGI:Violence, Horror
USK:Ängstigende Inhalte, Gewalt
ACB:Mature Themes, Violence
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INMOST』(インモスト)は、リトアニアインディーゲームスタジオHidden Layer Gamesが開発しChucklefish英語版より2019年10月11日に発売されたアクションアドベンチャーゲーム

概要[編集]

何かの答えを求めて古城内を放浪する男性、陰湿な家の中を調べて過去を探ろうとする少女、城の中でひたすらに闇の魔物と戦い続ける騎士の3人それぞれのエピソードが交錯するダークな物語が展開される。内容は各人物の記憶や心象風景を暗示したものだが、その解釈はプレイヤーに委ねられる[1]。グラフィックはモノトーンのドット絵で描写されている[1]

インスピレーションを受けた作品として、本作ディレクターのAlexey Testovは『Dizzy英語版』『フラッシュバック』『アウターワールド』『LIMBO』『To the Moon』を挙げている。一方、本作のアートワークは8bitゲーム機のゲームボーイ用ソフトのようだと評されることがあるが、これは意識していたものではなく、Hidden Layer Gamesのチームがかつて量産していたカラフルなカジュアルゲームの制作に辟易して少し休もうと、暗いドット絵ゲームのスケッチとアニメーションを描き続けていたことがきっかけになっている[2]

システム[編集]

ゲームは主に男性の操作パートを中心に進行し、物語の合間に少女または騎士の操作パートが度々挿入される構成になっている。

男性はジャンプや前転といったアクションのほか、道中で手に入れるつるはしナイフなどの道具を駆使しながら探索を進めていく。一方、魔物からの攻撃を受けたり高所から落下したりするとミスになり直前の場面からゲームが再開される。収集用アイテムとして、光の粒のような「痛み」や様々な絵が描かれた紙きれが各所に隠されている。「痛み」は、ある場所にいる語り部に一定数を渡すごとに物語の背景に関する話を聞くことができる。

少女のパートは家の中の探索がメインで、途中からはウサギぬいぐるみと対話をしながら進めていく。騎士はによる攻撃のほか、ロープを発射し天井や壁まで瞬時に移動するアクションも行う。

受賞[編集]

  • DevGAMM Awards Minsk 2017 「Best Indie Game」[3]
  • LT Game Awards 2019 「Game of the Year」「Best Audio」「Best Art Direction」[4]

脚注[編集]

  1. ^ a b インディーズゲームの小部屋:Room#648「INMOST」”. 4Gamer.net (2020年9月2日). 2022年10月5日閲覧。
  2. ^ Amanda Hill. “Inmost interview with Game Designer and Artist Alexey Testov” (英語). Fansided. 2022年10月5日閲覧。
  3. ^ DevGAMM Awards Minsk 2017 Winners” (英語). DevGAMM Awards Minsk. 2022年10月5日閲覧。
  4. ^ History” (英語). LT Game Awards. 2022年10月5日閲覧。

外部リンク[編集]