HIRA^O SAKI

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HIRA^O SAKI
出身地 日本の旗 日本
ジャンル J-POP
ポピュラーミュージック
担当楽器 キーボード
活動期間 1992年-
レーベル ポニーキャニオン
共同作業者 清水信之
公式サイト hiramatsueri.com
ozaki-amii.com
kenjirosakiya.com
メンバー 平松愛理尾崎亜美崎谷健次郎
著名使用楽器
キーボード

HIRA^O SAKI(ひらお さき)は、平松愛理尾崎亜美崎谷健次郎の3人のキーボーディストシンガーソングライターから成る清水信之プロデュースによるスペシャルユニットである。1992年に「My Best Friends」でデビューした[1]

来歴[編集]

1992年

メンバーである平松愛理尾崎亜美崎谷健次郎は、ともに同じレコード会社であるポニーキャニオンに在籍していた。

当時、平松はデビューの翌年から組んできた編曲家の清水信之(後に結婚)との楽曲制作が軌道に乗り、シングル「部屋とYシャツと私」を80万枚近くセールスする大ヒットで結実させていた[2]。少し先輩の崎谷とは、コンサートにゲスト参加する交流があった[3]。 また、崎谷はプロデュースした谷村有美のシングル「ときめきをBelieve」をヒットさせていた[4]。プロデューサーとしても先輩である尾崎とは、かつてポニーキャニオンに所属していた上田浩恵のシングル[5]やアルバムに楽曲提供する間柄であった。尾崎は活動再開後のセルフカヴァーアルバムを発表する傍ら、「桃姫BAND」の"桃姫"として小原礼(後に結婚)らと共に新たな活動を展開していた[6]。 年末に第34回日本レコード大賞で作詞賞を受賞することになる平松に象徴されるように、活躍著しい3人のキーボーディストによるクリスマス・コンピレーション・アルバムが企画され、これを機に清水信之プロデュースによるスペシャルユニットを組むことになった[7]

グループ名は3人の名前の最初の漢字一文字を採って繋いだ「平尾 崎(ひらお さき)」に由来[8]し、“個人名”の感覚ながら性別の印象を薄くするために、アルファベットで"HIRA^O SAKI"と名乗ることになった。 11月に清水信之プロデュースによる「My Best Friends」と題したシングル、アルバムを発表した。企画ユニットであったため、平松愛理の雑誌インタビューで若干紹介された以外、グループでの活動はスタジオでの録音以外は目立たなかった。

2009年

11月、崎谷健次郎の3rd.ベストアルバム『崎谷健次郎 BEST COLLECTION』に「My Best Friend」が「平松愛理・尾崎亜美・崎谷健次郎」名義で収録された[9]

2014年

3月 - 6月、大阪・兵庫・東京での『青春のベスト・ヒット・コレクション 原田真二・尾崎亜美・平松愛理~シンガーソングライターの系譜~』コンサート・ツアーで、尾崎と平松が共演している[10]

ユニット参加メンバー[編集]

  • 平松愛理 -(ひらまつ えり)1964年3月8日生。兵庫県出身。1989年ソロデビュー。キーボード、ボーカル担当。
  • 尾崎亜美 -(おざき あみ)1957年3月19日生。京都府出身。1976年ソロデビュー。キーボード、ボーカル担当。
  • 崎谷健次郎 -(さきや けんじろう)1962年12月30日生。広島県出身。1987年ソロデビュー。キーボード、ボーカル担当。

ディスコグラフィー[編集]

シングル[編集]

  1. My Best Friends
    • c/w My Best Friends(original karaoke)(1992年11月20日発売 PONY CANYON PCDA-00388)

アルバム[編集]

  1. My Best Friends (1992年11月20日発売 PONY CANYON PCCA-00412)
    • 平松愛理、尾崎亜美、崎谷健次郎の曲を2曲ずつ収録。
      • My best Friends / HIRA^O SAKI
      • 母と子のChristmas Eve / 平松愛理
      • Angel Comes Along / 尾崎亜美
      • 再会までSO LONG / 崎谷健次郎
      • 流れ星が好き / 尾崎亜美
      • Close to Me / 崎谷健次郎
      • ファーストクリスマスイブ / 平松愛理

外部リンク[編集]

平松愛理公式ウェブサイト
尾崎亜美公式ウェブサイト
崎谷健次郎公式ウェブサイト

脚注[編集]

  1. ^ 『Club Amii 尾崎亜美スペシャルファンサイト』
  2. ^ 『スポニチアネックス』「【1992年4月】部屋とYシャツと私/激痛と闘いながら歌った平松愛理」(2011年4月8日付)
  3. ^ デビュー1年後の、"SAKIYA'S ACOUSTIC NIGHT vol.1"(1990年3月12日、東京・新宿POWER STATIONにて開催)に出演している。
  4. ^ TBS系『日立 世界・ふしぎ発見!』エンディングテーマ。オリコンチャート14位は当時の谷村の最高位となった。
  5. ^ 尾崎はデビュー・シングル「ソロ・サピエンス」を提供、崎谷は5th.シングル「ときめき未来系」をプロデュース。
  6. ^ 『Human Touch~ Ray Ohara's Fan Page ~』「桃姫BAND」
  7. ^ 平松愛理公式ウェブサイトプロフィール、ディスコグラフィに「企画ユニット」と紹介されている。
  8. ^ 『「かめきち」のホームページ』「音楽の部屋」
  9. ^ 崎谷健次郎公式ウェブサイト『kenjirosakiya.com』「Discography 崎谷健次郎ベスト・コレクション」
  10. ^ 『ニッポン放送』公式ウェブサイト内イベント「コンサート 青春のベスト・ヒット・コレクション 原田真二・尾崎亜美・平松愛理~シンガーソングライターの系譜~」