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鮎川信夫賞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

鮎川信夫賞(あゆかわのぶおしょう)は、戦後の現代詩を代表する詩人鮎川信夫にちなみ、時代に向き合うすぐれた詩集・詩論集に贈られる文学賞。主催は鮎川信夫現代詩顕彰会。2009年6月、雑誌「現代詩手帖」の創刊50周年を契機に創設された。

受賞は、選考委員の合議によって決定され、年1回2月末から3月初めに発表される。受賞者には正賞として賞状、副賞として50万円が授与される。選考対象は、前年1月から当年12月までに発表された詩集と詩論集とされているが、詩論については広義の評論も対象とされる。

2018年度(第10回)を最後に、以降の実施が確認できない。

受賞作

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  • 第6回 (2014年度)
    • 詩集部門受賞作
      • 岸田将幸 『亀裂のオントロギー』(思潮社)
    • 候補作
    • 詩論集部門受賞作
    • 候補作
      • 貞久秀紀 『雲の行方』(思潮社)
      • 冨岡悦子 『パウル・ツェランと石原吉郎』 (みすず書房)
      • 谷内修三 『谷川俊太郎の『こころ』を読む』 (思潮社)
      • 山城むつみ 『小林秀雄とその戦争の時――『ドストエフスキイの文学』の空白』(新潮社)
  • 第10回 (2018年度)
    • 詩集部門受賞作
      • 中尾太一 『ナウシカアの花の色と、〇七年の風の束』(書肆子午線)
    • 候補作
      • 大木潤子 『私の知らない歌』(思潮社)
      • 菊井崇史 『ゆきはての月日をわかつ伝書臨』(書肆子午線)
      • 小池昌代 『赤牛と質量』(思潮社)
      • 友理 『雨の巨人』(響文社)
      • 和合亮一 『QQQ』(思潮社)
    • 詩論集部門受賞作
    • 候補作
      • 安藤元雄 『『悪の華』を読む』(水声社)
      • 添田馨 『クリティカル=ライン――詩論・批評・超=批評』(思潮社)
      • 三浦雅士 『孤独の発明 または言語の政治学』(講談社)

脚注

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参考文献

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「現代詩手帖」(思潮社)2009年12月号、2010年4月号、2011年4月号