韓国海苔

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韓国海苔

韓国海苔(かんこくのり)は、韓国で生産される海苔の一つである。一般にごま油で味付けされている海苔として知られている。かつては味付けされていない海苔も日本に多く輸入されており、それらすべてを「韓国海苔」と総称していた。

日本の板海苔の等級[1]で比較すれば全体的に下級品であり、発色が悪く木目が荒い。なお韓国では、スサビノリとは別種のオニアマノリマルバアマノリツクシアマノリなどが好まれているとされる[2]

目次

[編集] 朝鮮半島の海苔の歴史

[編集] 近世まで

三国遺事』(13世紀末)に「海衣」という言葉が見られ、これが海苔を指すものと考えられている。同様に地理書である『慶尚南道地理誌』(1425年)や『東国興地勝覧』(1478年)においても、「土産」の項に「海衣」の名称が確認される。また両班である許筠の美食書『屠門大嚼』(1600年前後)には「海衣 南海に産するが、東海の人が採って干したものがもっともよい」と書かれており、珍味の一種として認知されていたようである。なお莞島郡の伝承では「薬山面蔵龍里で、金有夢という人が、海岸の流木に海苔が着いているのを見て、海苔養殖を始めた」とされ、このために海苔を「」(キム)という[要出典]ようになったと伝えている。

[編集] 日韓併合以降

近代に入ると、明治43年(1910年)の日韓併合前後から日本式の養殖が導入されることとなる。また昭和3年(1928年)頃には、朝鮮総督府水産試験場主任技師・富士川きよし富士川漻)、全羅南道水試技師・金子政之助が浮きヒビ養殖法を開発し、生産量を向上させた。なお鄭文基著「朝鮮海苔」(1935年)には、光陽郡の蟾津江河口で1本ヒビの養殖が行なわれていたという記述があるようである。

この時代に板海苔の製造方法(江戸時代の日本で考案された)が日本から伝わり、現在の韓国海苔の形状になった。

なお、ごま油の味付けがいつから始まったかは不明。

[編集] 味付け韓国海苔の特徴

  • やや塩分が多めで表面に塩が吹いている。
  • 所々に小さな穴が空いている。
  • 日本の海苔に比べサクサクとした歯ざわりがする。
  • ごま油と塩によって味付けされており、ごま油の香ばしい香りとパラリとした口どけ感が楽しめる。

[編集] 脚注

  1. ^ 海苔産業情報センター-海苔の品質と等級
  2. ^ 金南吉.「韓国におけるアマノリ属の分布と生理的特性」.海苔の生物学.能登谷正浩編著.成山堂書店.2000年.63頁