霊幻道士3 キョンシーの七不思議
| 霊幻道士3 キョンシーの七不思議 | |
|---|---|
| 靈幻先生 Mr.Vampire Part III |
|
| 監督 | リッキー・ラウ |
| 脚本 | ロー・ウェンキョン シートウ・チャホン |
| 原案 | ウィリアム・ウォン |
| 製作 | レイモンド・チョウ レナード・ホウ |
| 製作総指揮 | サモ・ハン・キンポー |
| 出演者 | ラム・チェンイン リチャード・ン ビリー・ロウ ルイ・フォン ホー・キンウェイ ウォン・ヨォクワン |
| 音楽 | アンダース・ネルソン |
| 撮影 | アンドリュー・ラウ |
| 配給 | |
| 公開 | |
| 上映時間 | 94分 |
| 製作国 | |
| 言語 | 広東語 |
| 興行収入 | $19,460,536 |
| 前作 | 霊幻道士2 キョンシーの息子たち! |
| 次作 | 霊幻道士完結篇 最後の霊戦 |
『霊幻道士3 キョンシーの七不思議』(れいげんどうし3 きょんしーのななふしぎ、原題:靈幻先生、英題:Mr.Vampire III)は、1987年公開の香港映画。19世紀中国を舞台にしたチャイニーズアクションホラーコメディ。霊幻道士シリーズと呼ばれる一連の作品の3作目。日本での公開は1988年3月12日。
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
目次 |
ストーリー [編集]
とある夜のこと。半人前の道士ミンは幽霊(※日本公開版ではキョンシー)のダイボウ、サイボウと組み、あちこちで詐欺まがいの悪霊退治をしていたが、依頼を受けた富家の邸宅でいつものように仕事をしていると、一家を悩ませる本物の幽霊たちと遭遇してしまい、必死の思いで逃げ去った。
同じ日の夜、村では道士を中心とする自警団が、近隣を荒らし回る馬泥棒、女妖術師一味を一網打尽にする作戦を決行し、双方に多大な被害を出しつつも、どうにか自警団は女妖術師の側近2名の捕縛に成功した。
数日後、村の富豪たちが一堂に会して催された道士の誕生祝賀会の会場となった酒家で不可解な事件が起こり、これを発端としてミン道士の悪行を見抜いた道士は本来の道士としての在り方を諭し、兄弟との決別を勧めた。これに従ってミン道士は兄弟と別れたが、ほどなくして兄弟に煮え湯を飲まされたアカンが行った仕返しが仇となり、ダイボウが女妖術師に連れ去られてしまった。
登場人物 [編集]
- 道士(九叔道士)
- 出演:ラム・チェンイン 日本語版吹き替え:青野武
- 優秀な道士。村を襲う妖術師軍団に対抗するべく、自らをリーダーとする自警団を結成して首領の女妖術師に立ち向かう。村の人々から慕われている好人物であり、弟子のアカンたちを時に厳しく、時に優しく接しつつ育てている。
- アカン(阿強)※日本語吹き替え版では チャン
- 出演:ビリー・ラウ 日本語版吹き替え:玄田哲章
- 道士の弟子の1人。自警団の保安隊長を務める。普段から道士に媚を売り、保安隊長という立場を利用して豪快、尊大に振る舞うが、実際は非常に気が小さい。当初はミン道士を毛嫌いしていたが、後に一定の理解を示して協力をするようになる。
- 弟子 ※日本語吹き替え版では テイチー
- 出演:不明 日本語版吹き替え:津久井教生
- 道士の弟子の1人。自警団の保安副隊長を務める。アカンと同じくお調子者の気があり、大事な場面で手を抜いてしまうため、その度に身の危険に晒される。
- ミン道士(明道士)※日本語吹き替え版では マオ道士
- 出演:リチャード・ン 日本語版吹き替え:石井敏郎
- 方々を旅する道士。道士としては半人前の技量しかなく、長く続いた生活苦の末に道士の戒律に背き、金儲けのために法術を用いるようになる。その中でダイボウ・サイボウ兄弟と出会い、金儲けと彼らの養育を両立させる方法を模索した結果、3人で詐欺まがいの悪霊退治をして生計を立てている。
- ダイボウ(大寶)※日本語吹き替え版では ターパオ
- 出演:ルイ・フォン 日本語版吹き替え:関俊彦
- サイボウの兄。ミンに拾われた身寄りのない幽霊。顔面を餅のように膨らませて相手を威嚇したり、腕を自在に伸ばしたりするが、気が小さい上に非常に優しい。
- サイボウ(小寶) ※日本語吹き替え版では チーパオ
- 出演:ホー・キンウェイ 日本語版吹き替え:渕崎ゆり子
- ダイボウの弟。兄と同じく幽霊(日本公開当初の通称は「ベビーキョンシー」)。いたずら好きの寂しがり屋で、ダイボウのような戦闘能力は皆無。
- 女妖術師(賊婆) ※日本語吹き替え版では オーボ
- 出演:ウォン・ヨォクワン 日本語版吹き替え:三田ゆう子
- 女の妖術師で、妖術師軍団の首領。部下を引き連れて様々な妖術を駆使し、再三に渡って道士に戦いを挑んだ末に敗れ去るが、後に凄まじい怨念によって日本の四谷怪談のお岩のような悪霊と化し(日本公開当時の吹き替えでは「キョンシー」)となって再び襲い掛かる。
- 妖術師軍団 ※日本語吹き替え版では 馬泥棒
- 出演 : チェン・ウインチュン他
- 女妖術師の手下、黒いフードつきのマントに身を包んで連日村や町を襲って殺戮や盗みを繰り返していた。常人とはかけ離れた肉体構造及び体力を持っているため、剣で切りつけても跳ね返えすほどの頑丈さを持っているが、刀に血を塗って引くことにより唯一ダメージを与えることができる。妖術を高めるために人の血・夜露・毒を糧としているため、血液には毒が含まれている。また2名ほど魂を霊体として肉体から分離させる能力をもった者も居り、たとえ命を落としてもこの能力を利用して第三者に取り付いて行動することができる。
スタッフ [編集]
- 原案:ウィリアム・ウォン
- 監督:リッキー・ラウ
- 製作総指揮:サモ・ハン・キンポー
- 製作:レイモンド・チョウ、レナード・ホウ
- 脚本:ロー・ウェンキョン、シートウ・チャホン
- 音楽:アンダース・ネルソン
- 撮影:アンドリュー・ラウ
- 美術:ハニー・ラム
- SFX総指揮:イウ・ヤウホン
- 武術指導:ラム・チェンイン、トン・ワイ
作品解説 [編集]
同シリーズ中でも、特にスプラッター映画を意識したグロテスク表現を強く押し出しているほか、前2作のようにキョンシーではなく幽霊や妖術使いが登場しており、日本公開版に際してキョンシーという呼称が使われている。
また、本作の1シーンでサモ・ハン・キンポー、イップ・ウィン・チョウ、ユン・ケイ、ウー・マがカメオ出演をしている。
用語 [編集]
用語については、霊幻道士#用語を参照。
本作にのみ登場する道具 [編集]
- 根付の鏡
- 道士が腰に下げている2種類の鏡。2枚1対の葉の鏡は悪鬼の正体を見抜く天眼通の力を、小型の八卦鏡は封印の術をより強力にする力を持つ。
- 藁
- 道士が用いる道具の1つ。闇の世界に生きる妖術師や悪霊に対して絶大な力を持ち、逃亡防止用に筵を戸に貼り付ける、武器として藁縄で打ち据えるなどに用いる。
- 唐傘
- ミン道士が用いる法具の1つ。黄色の唐傘の中央に太局図が記されており、悪霊の封印や召喚に用いる。
- 凹面鏡
- 道士が用いる鏡の1つ。邪気を反射して幽霊に浴びせたり、悪霊憑り付いた人間から悪霊を追い出す力を持つ。
- 五行の祭壇
- 外側から四方、十二支、五行が記された回転式の祭壇。これを回転させて天星の力を借り、強力な法力を宿した封印用の蓋を作る。