長野県道40号諏訪白樺湖小諸線

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主要地方道
長野県道40号標識
長野県道40号 諏訪白樺湖小諸線
主要地方道 諏訪白樺湖小諸線
起点 諏訪市元町【北緯36度2分22.9秒 東経138度7分22.3秒 / 北緯36.039694度 東経138.122861度 / 36.039694; 138.122861 (県道40号起点)
主な
経由都市
茅野市
北佐久郡立科町
東御市
終点 小諸市与良町【北緯36度19分13.2秒 東経138度25分51.2秒 / 北緯36.320333度 東経138.430889度 / 36.320333; 138.430889 (県道40号終点)
接続する
主な道路
記法
国道20号
国道294号
国道294号
国道141号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路

長野県道40号諏訪白樺湖小諸線(ながのけんどう40ごう すわしらかばここもろせん)は、諏訪市国道20号を起点とし、八ヶ岳中信高原国定公園内を通過し、小諸市国道141号に至る県道主要地方道)である。

 長野県道40号・小諸市相生町付近

概要[編集]

観光道路とともに、東信地方諏訪地方を結ぶ主要路線でもある。実延長80キロメートル (km) 弱は長野県道として最も長い県道である。

道路の起点および終点付近に市街地住宅地・旧城下町といった風景がある一方で、ビーナスラインの一部が含まれることから霧ヶ峰車山高原白樺湖蓼科高原などという観光地としての風景を見せる二面性がある。小諸市布引観音駐車場から東におよそ700メートルの区間は大型車の行き違いが困難で、待避所が設けられている。さらに区間内にある布引トンネルには3.6メートルの高さ制限が存在する。この区間は崖崩れとその復旧工事で度々通行止めとなる[1]。小諸市街地では旧北国街道と重なるルートとなっており、いったん国道141号と交差したのち、再び国道141号に至るといった路線の設定になっている。

主要地方道として指定される以前は、もともとは霧ヶ峰公園線(諏訪市 - 霧ヶ峰)、霧ヶ峰白樺湖線(霧ヶ峰 - 白樺湖)、小諸白樺湖線(白樺湖 - 小諸市)という三路線であった。

路線データ[編集]

全ての座標を示した地図 - OSM
全座標を出力 - KML
起点の諏訪市元町付近
  • 起点:諏訪市元町(元町交差点、国道20号交点)
  • 終点:小諸市大字与良町(国道141号交点)

歴史[編集]

  • 1959年(昭和34年)8月1日 - 霧ヶ峰公園線、小諸白樺湖線の認定。
  • 1966年(昭和41年)8月11日 - 霧ヶ峰白樺湖線の認定。
  • 1976年(昭和51年)4月1日 - 霧ヶ峰公園線、霧ヶ峰白樺湖線、小諸白樺湖線を主要地方道諏訪白樺湖小諸線へ指定[2]
  • 1976年(昭和51年)10月14日 - 諏訪白樺湖小諸線の認定。
  • 1993年平成5年)5月11日 - 建設省から、県道諏訪白樺湖小諸線が諏訪白樺湖小諸線として主要地方道に再指定される[3]

路線状況[編集]

重複区間[編集]

道の駅[編集]

地理[編集]

全国屈指の観光道路としてよく知られるビーナスラインの一部に相当する霧ヶ峰 - 車山高原 - 白樺湖間は、標高1,450メートルから1,700メートル付近の自然豊かな高原を走る[4]。山肌を縫うように配置された道路の南側は視界がよく開けており、日本アルプスや天候の条件が揃えば富士山までもが遠望できる[4]

通過する自治体[編集]

交差する道路[編集]

支線

脚注[編集]

  1. ^ こもろ観光局 こもろ便り 災害情報 平成30年4月9日閲覧
  2. ^ 昭和51年建設省告示第694号
  3. ^ s:道路法第五十六条の規定に基づく主要な都道府県道及び市道 - 平成五年五月十一日建設省告示第千二百七十号、建設省
  4. ^ a b 中村淳一編 2018, pp. 54–55.

参考文献[編集]

  • 中村淳一編 編『日本の絶景ロード100』枻出版社、2018年4月20日。ISBN 978-4-7779-5088-1 

関連項目[編集]