金永先
| 金永先 | |
|---|---|
| 生誕 |
1932年5月10日.svg){kind=small} 日本統治下朝鮮 京畿道楊平郡 |
| 死没 |
2011年7月15日（79歳没） 韓国 ソウル特別市松坡区 |
| 所属組織 |
 大韓民国陸軍 |
| 最終階級 |
 中将 |
| 除隊後 |
中央情報部第2次長 民政党中央委副議長 国会国防委員会委員長 |
| 金永先 | |
|---|---|
| 各種表記 | |
| ハングル： | 김영선 |
| 漢字： | 金永先 |
| 発音： | キム・ヨンソン |
| 日本語読み： | きん えいせん |
| ローマ字： | KIM YOUNG-SUN |
金 永先（キム・ヨンソン、김영선、1932年5月10日 - 2011年7月15日[1]）は大韓民国の軍人、政治家。陸士7期。11、12、13代国会議員。朴正煕暗殺事件での裁判長を務めた。
人物[編集]
1932年、京畿道楊平郡楊平邑光山号東村に生まれる。本貫は光山金氏[2]。
陸軍士官学校卒業後、陸士教官。朝鮮戦争では第1師団第12連隊中隊長で、汶山戦闘、無極里戦闘、永川戦闘に参加[3]。第9歩兵師団30連隊1大隊長として人民解放軍第38軍（軍長：江擁輝）との激戦を繰り広げた（白馬高地の戦い）[4]。
戦後は教育畑を経て第30機械化歩兵師団長、第6軍団副軍団長を歴任し、第9歩兵師団長としてベトナム戦争に従軍。陸軍三士官学校校長などを経て合同参謀本部長。朴正煕暗殺事件にて裁判長を務め、金載圭ら6名に死刑、金桂元大統領府秘書室長に終身刑判決を下した（のち釈放）。
1980年陸軍中将で除隊した後、中央情報部第2次長を務めた。また11月には全斗煥を総裁とする民主正義党を軍部出身者で立ち上げ、党の京畿道支部委員長に就任。翌年の11代総選挙、12代総選挙で京畿道の第8選挙区（南楊州 - 楊平）、13代総選挙で加平 - 楊平選挙区より当選。国防委員会委員長、金烏学院理事長、韓国・ケニア議員親善協会会長等をつとめた。
年譜[編集]
- 1948年 - 陸軍士官学校7期（卒業）
- 1950年 - 第1師団第12連隊第2大隊第7中隊長（中尉）[5]
- 1952年 - 第30連隊1大隊長（少領）
- 1961年 - 漢陽大ROTC招待団長
- 1964年 - 国防大学校卒業
- 1956年 - 陸軍大学教官
- 1965年 - 国防大学院教授
- 1968年 - 陸軍士官学校教授部長
- 1969年 - 1971第30機械化歩兵師団長
- 1971年 - 第6軍団副軍団長
- 1971 - 1974駐越白馬師団長
- 1974年 - 対スパイ対策本部次長
- 1975年 - 第2訓練所所長
- 1977年 - 陸軍三士官学校校長
- 1979年 - 合同参謀本部長兼対スパイ対策本部長
- 1980年 - 予備役編入（陸軍中将）、中央情報部第2次長、民政党京畿道支部委員長
- 1981年 - 1988第11·12代国会議員（京畿道南楊州市·楊平郡、民政党）
- 1981年 - 国会国防委員会委員長、金烏学院理事長
- 1985年 - 民政党中央執行委員、韓国・ケニア議員親善協会会長
- 1985年 - 民政党中央委副議長
- 1988年 - 第13代国会議員（京畿道加平·楊平、民政党·民自党）
- 1990年 - 国会国防委員会委員長、民自党京畿加平·楊平地球党委員長（～1992年）
- 1991年 - ペマン特別対策委員会委員
著書[編集]
- 白馬高地の光栄/金永先回顧録（上巻）八福円出版、1997/03/01
- 歴史に締めくくって/金永先回顧録（下巻）八福円出版、1997/10/01
栄典[編集]
乙支武功勲章1972年
保国勲章統一章1980年- レジオン・オブ・メリット1975年
- ブロンズスターメダル
親族[編集]
- 次男・賢洙（陸士37期・陸軍大佐、国軍体育部隊隊長）
- 長女・歓姫（児童文学・民話研究者、比較文学博士）[6]
登場作品[編集]
脚注[編集]
- ^ “대한민국헌정회”. rokps.or.kr. 2020年1月19日閲覧。
- ^ “(8)광산 김씨(光山金氏)-837,008명” (朝鮮語). 서울이코노미뉴스 (2014年7月6日). 2022年8月16日閲覧。
- ^ “第79話陸士卒業生 正規7期の活躍” (朝鮮語). 中央日報. (1983年3月3日) 2016年12月3日閲覧。
- ^ [정전협정 50년 "협상 앞둔 중국軍 백마 전투 필사적"]2003.07.25
- ^ 佐々木春隆『朝鮮戦争/韓国編 中巻』、198頁。
- ^ 김환희 | YES24 작가파일