蔵前橋

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東京都道315号標識
東京都墨田区から。(2005年8月)
蔵前橋の下から
竣工当時の蔵前橋

蔵前橋(くらまえばし)は、隅田川にかかるで、東京都道315号御徒町小岩線蔵前橋通り)を通す。西岸は台東区蔵前一丁目、東岸は墨田区横網一丁目。橋全体が稲の籾殻を連想させる黄色に塗装されている。1954年昭和29年)9月 - 1984年(昭和59年)12月まで西詰に蔵前国技館があり、高欄には力士などのレリーフが施されている。

関東大震災の復興計画により現在の橋が架橋された。それ以前は「富士見の渡し」と呼ばれていた渡船場があった場所である。

2023年令和5年)9月に土木学会選奨土木遺産に認定された[1]

諸元[編集]

  • 種別 - 鋼・コンクリート道路橋
  • 形式 - 3径間連続上路式ソリッドリブ2ヒンジアーチ、および上路式コンクリート固定アーチ
  • 橋長 - 173.2 m
  • 支間 - 50.902 m(鋼アーチ最大支間)/ 12.192 m(コンクリートアーチ支間)
  • 幅員 - 22.0 m
  • 活荷重 - 一等橋(TL-12 / 大正8年制定街路構造令
  • 着工 - 1924年大正13年)9月
  • 竣工 - 1927年(昭和2年)11月
  • 施工主体 - 東京市復興局
  • 設計 - 井浦亥三
  • 施工 - 石川島造船所

隣の橋[編集]

(上流) - 駒形橋 - 厩橋 - 蔵前橋 - 蔵前専用橋 - 隅田川橋梁 - (下流)

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ 土木学会 令和5年度度選奨土木遺産 蔵前橋”. www.jsce.or.jp. 土木学会. 2023年9月25日閲覧。

外部リンク[編集]

上記いずれも(土木学会付属土木図書館デジタルアーカイブスより)

座標: 北緯35度42分03秒 東経139度47分36秒 / 北緯35.70083度 東経139.79333度 / 35.70083; 139.79333