童夢・F103

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童夢 F103は、全日本F3000に出場するために開発された、童夢オリジナルのフォーミュラカーである。設計はチーフデザイナーの奥明栄

概要[編集]

F102の正常進化を目指し、特に空力特性改善を目的に開発された。L/D向上は勿論の事、特にピッチング時のD/F変化を抑え、姿勢変化による感度を下げ安定したダウンフォース獲得を目標とし、25%風洞を用いて開発された。1992年の全日本F3000選手権には、8号車に松本恵二、20号車にはマルコ・アピチェラが乗り、オートポリスで行われた第5戦でアピチェラが優勝を果たした。

主要諸元[1][編集]

  • 全長:4,238 mm
  • 全幅:1,995 mm
  • 全高:970 mm
  • ホイールベース:2,737 mm
  • トレッド(前):1,714.5 mm
  • トレッド(後):1,585 mm
  • ブレーキ(前):NISSIN 製6(4)ポット
  • ブレーキ(後):NISSIN 製4ポット
  • 重量:540kg

脚注[編集]

  1. ^ AUTOSPORT. 株式会社三栄. (1992年5月1日)