社会的弱者

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社会的弱者(しゃかいてき じゃくしゃ、: socially vulnerable)とは、一社会集団の成員でありながら、大多数の他者との比較において、著しく不利な、あるいは不利益な境遇に立たされる者(個人あるいは集団)のことである。

概説[編集]

身体的特徴(人種など)・思想的特徴(思想、宗教など)・所属社会の特徴(所属民族国籍など)等に代表される個人あるいは一集団が持つ特徴によって、所属するより大きな社会集団の中で少数派の立場にあり、発言力も社会的な進出機会も制約されているという一般的な社会的少数者が第一に挙げられる。しかしそればかりでなく、一社会集団の中で、身体および身体能力、健康学歴年齢生活形態、社会的スキル等の有無により、その発言力が限定され、生活上の利便を図ることも難しく、他の多くの人々に比べて、その生活の質において、著しく不利で傷つきやすい立場に置かれている人々のことをいう。

要因[編集]

社会的弱者が生み出される要因として、次のようなものが挙げられる。

  1. 所得格差による差別 :低所得者を貶して見下し、ひどく扱う社会的風潮
  2. ジェンダー(性差)による差別 :男性差別、女性差別など。ジェンダーによる勤務時間や給与差、世間体からの評価・扱いなど。
  3. アクセシビリティ :身体的能力、学歴、社会的スキルなどによる差別。交通弱者など。極端だがしばしばみられる例として疫学的理由のない隔離など。
  4. 法律的・文化的な差別 :国籍、人種、エスニシティー(民族性)による差別。
  5. マイノリティ :社会的に数の少ない集団、あるいは、発言力の弱い集団。
  6. 情報弱者インターネットに接続する環境に無いなど情報量が少ない者。

脚注[編集]

参考文献[編集]

関連項目[編集]