泉德治

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泉 德治(いずみ とくじ)は、日本の弁護士(TMI総合法律事務所顧問)。2002年11月6日から2009年1月24日まで、裁判官から最高裁判所判事となる。退官後は弁護士となる。2010年秋の叙勲で旭日大綬章受章。

2009年8月30日実施の第21回国民審査前に、複数の朝刊に掲載された意見広告に、泉の名前がある[1]。朝日新聞2009年8月22日朝刊オピニオン欄に、岩田清隆・中井大助を聞き手とする記事「最高裁判事よ、もっとしゃべろう」が掲載される。

略歴[編集]

判決[編集]

補足意見を含め個別意見を36件書いており、そのうち反対意見は25件ある[2]

多数意見[編集]

反対意見[編集]

  • 東京都管理職選考受験資格確認等請求事件(2005年1月26日大法廷判決)
  • 在外邦人選挙権制限違憲訴訟(2005年9月14日大法廷判決)で国家賠償請求を認めることに反対
  • 藤沢郵便局失職撤回訴訟(2007年12月13日第一小法廷判決)で原告の失職を認めることに反対
  • 2005年9月11日において行われた衆議院総選挙の小選挙区の区割規定は憲法14条1項等に反する
  • 衆議院議員小選挙区選出議員選挙について候補者届出政党所属候補者と無所属候補者に対する選挙運動の差異を設けることは憲法14条1項等に反する

主張[編集]

  • 「婚姻で姓の変更を強制するのは、自分らしく生きるという人格権の否定につながる」と指摘し、選択的夫婦別姓制度導入に賛同する[3]
  • 2013年6月の東京都議選は一票の価値が不平等だったとして違法、違憲として、東京都選挙管理委員会に対し、居住地の練馬区選挙区の選挙無効を求める訴えを東京高裁に起こした[4]

脚注[編集]

  1. ^ 朝日新聞同月25日朝刊などに掲載。「一人一票の実現のために最高裁裁判官に対する国民審査権を行使しよう」というもの。那須弘平裁判官と涌井紀夫裁判官が、2007年最高裁判決において定数不均衡を合憲と判断したことを取り上げ、「一票の不平等に反対のあなたは、…2人の裁判官に反対の×印を付ける国民審査権を持っています」とする。この意見広告を出したのは、「一人一票実現国民会議」という団体であり、その発起人として、櫻井よしこ広中平祐堀田力宮内義彦三木谷浩史伊藤真鷲尾悦也長嶋一茂と共に泉の名前が記されていた。
  2. ^ 朝日新聞2009年8月22日朝刊掲載の記事で本人が語る
  3. ^ 「男女差別法改正 もう放置は許されない 」東京新聞 2012年11月23日
  4. ^ 「都議選「千代田区特例 廃止を」 元最高裁判事提訴、初弁論 」東京新聞 2013年10月2日 夕刊

外部リンク[編集]