欽定訳聖書

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欽定訳聖書の初版表紙

欽定訳聖書(きんていやくせいしょ)は、国王の命令によって翻訳された聖書である。複数あるが、単に「欽定訳」と言った場合は、とくに「ジェイムズ王訳」(King James VersionあるいはAuthorized Version)として名高い、1611年刊行の英訳聖書を指す。

イングランドジェームズ1世イングランド国教会典礼で用いるための聖書の標準訳を求め、王の命令で翻訳されたためにこの名がある。欽定訳は19世紀末に至るまでイングランド国教会で用いられた唯一の公式英訳聖書である。また、日本における文語訳聖書のように、荘厳で格調高い文体から、口語訳の普及した現在も多くの愛読者を保ち続けている。

ヘブライ語およびギリシア語原典から訳したと序文にはあるが、実際にはウィリアム・ティンダルら先行する英語翻訳にかなりの部分で依拠していることが指摘されている。

なお、現在欽定訳聖書として市場に出回っているものの多くは、1769年に綴りなどが修正されたもので、オリジナルではない。

1611年版[編集]

上記のように現在普及しているのは後に修正されたものであるが、数多くの学術本や一部の聖書出版を手がけているHendrickson Publishersや、新欽定訳聖書を出版しているThomas Nelson incなどでは過去に1611年版(聖書本文は現代人に読みやすいよう、ブラックレターからローマン書体に置き換えられている)を出版している。

2011年5月2日に欽定訳聖書は初版刊行から400年を迎えたが、それに先立ち多くの聖書出版社から400周年記念版が刊行された。

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関連書籍[編集]

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