染付

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青花蓮池水禽文大盤 中国・元時代(ホノルル美術館蔵)
伊万里 染付皿(芙蓉手)

染付(そめつけ)は、磁器の加飾技法の1つで、白地に青(藍色)で文様を表したものを指す。

中国・朝鮮では青花と呼ばれる。釉下彩技法の1つである。釉下彩とは、磁器に釉薬(うわぐすり)を掛ける前の素地に文様を描く技法である。呉須(ごす)と呼ばれるコバルトを主成分とする絵具が使われる。一般的には、磁土を一度素焼きしてから、呉須で図柄を描き、その上から透明釉を掛けて再度焼成(本焼き)する。呉須は焼成後は青(藍色)に発色する。ただし、日本の初期伊万里の磁器のように、素焼きをしていない素地に呉須で図柄を描き、その上から透明釉を掛けて焼成する技法(生掛け)もある。

この技法は中国時代の景徳鎮窯で創始され、朝鮮、日本、ベトナムなどに広まった。日本では17世紀伊万里焼が作り始めた。

参考文献[編集]

  • 佐賀県立九州陶磁文化館監修『古伊万里入門』、青幻舎、2007、p.15