普光寺 (埼玉県小川町)

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普光寺
所在地 埼玉県比企郡小川町中爪1042
位置 北緯36度03分52.7秒 東経139度17分46.2秒 / 北緯36.064639度 東経139.296167度 / 36.064639; 139.296167座標: 北緯36度03分52.7秒 東経139度17分46.2秒 / 北緯36.064639度 東経139.296167度 / 36.064639; 139.296167
山号 薬王山[1]
院号 瑠璃光院[1]
宗派 天台宗[1]
本尊 薬師如来
創建年 正保2年(1645年
開山 尊栄[2][注釈 1]
開基 高木正則
別称 小川厄除大師
文化財 絹本着色徳川家康画像(小川町指定文化財)
公式サイト 普光寺
法人番号 8030005011692 ウィキデータを編集
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普光寺(ふこうじ)は、埼玉県比企郡小川町にある天台宗寺院

歴史[編集]

1645年正保2年)、高木正則の開基である。正則は当地を所領とする旗本である。正則は祖父広正や父正綱の功もあり、江戸幕府第3代将軍徳川家光より神君家康公の肖像画を拝領することになった。正則は家康の肖像画を安置するため、八宮神社のそばに東照宮と当寺を創建することになった。肖像画拝領の際、寛永寺より公開禁止が命じられたため、長く秘蔵されることになった。現在は小川町の文化財に指定されている[3][2]

当寺の本尊薬師如来である。これは「薬師如来は戦乱の世を救うために、人間に姿を変えて天下泰平の世を築いた。この人間こそが東照大権現・徳川家康である。」という山王一実神道の教義に基づくものである[2]

1758年宝暦3年)に元三大師良源が勧請された。これにより当寺は「小川厄除大師」と呼ばれるようになった[2]

文化財[編集]

  • 絹本着色徳川家康画像(小川町指定文化財 昭和53年3月17日指定)[4]

交通アクセス[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 『新編武蔵風土記稿』では尊英[1]

出典[編集]

  1. ^ a b c d 新編武蔵風土記稿 中爪村.
  2. ^ a b c d 由緒普光寺
  3. ^ インデックス編集部 編『訪ねてみたい埼玉のお寺』インデックス、2006年、268-269p
  4. ^ 小川町内所在の指定文化財一覧小川町

参考文献[編集]

  • インデックス編集部 編『訪ねてみたい埼玉のお寺』インデックス、2006年
  • 「中爪村 普光寺」『新編武蔵風土記稿』 巻ノ194比企郡ノ9、内務省地理局、1884年6月。NDLJP:764006/85 

外部リンク[編集]