日本ベーシックインカム学会
日本ベーシックインカム学会(にほんベーシックインカムがっかい)は、日本に所在する学会。
概要[編集]
日本でのベーシックインカムの導入の実現に向けての研究を行うことを目的とする[2]。
学会の役員には、大学教授をはじめとしたベーシックインカムの実現を目指す文化人が名を連ねる[2]。
2021年の竹中平蔵によるベーシックインカムの提案を巡る議論が話題になった際には、日本ベーシックインカム学会会長はコロナ禍で困窮する人が増える中では、格差を生める政策としてベーシックインカムが注目されているとする。これからの日本では労働の大部分はロボットに取って代わられるため多くの人が職を失うため、今後ますますベーシックインカムの議論は必要とする。現在の生活保護は必要な人の2割程度にしか行き渡っていないものの、ベーシックインカムではこの問題を解決できるとする。一気に導入は無理なため、まずは現在の社会保障と重複する無駄な部分を見直しながら、段階的に導入するべきとする[3]。
2022年の朝日新聞SDGs ACTION!の記事で、日本ベーシックインカム学会の副理事長がベーシックインカムについて解説する[4]。
2022年11月12日には駒澤大学で第5回日本ベーシックインカム学会年次大会基調講演が行われて、苫米地英人が登壇して講演をする。ここで苫米地はベーシックインカムには賛成の立場であり、これからの日本でのベーシックインカムの実現までを述べる。これからの日本では現在の日本の通貨は減少して行く期間に入り、現在の通貨に代わるデジタル通貨が流通するようになるとする。この新たなデジタル通貨によって国民は税金を納めなくてもよくなるどころか政府からデジタル通貨を配布されるという形でのベーシックインカムが実現できるようになるとする。そしてこの場合には世界で統一したベーシックインカムが実現できるとする[5]。
役員[2][編集]
理事[編集]
事務局[編集]
- 諸星たお
- 仲村亮介
- 岡野内恵里子
監査[編集]
- 皆川眞一郎
顧問[編集]
- エノ・シュミット
脚注[編集]
- ^ “ベーシックインカム入門 :コロナがもたらす「大失業時代」はベーシックインカムで乗り切れ=市川明代”. 週刊エコノミスト Online. 2024年3月25日閲覧。
- ^ a b c “2 日本ベーシックインカム学会について”. peraichi.com. 2024年3月25日閲覧。
- ^ “ベーシックインカム導入議論 所得格差を埋める意義と財源確保の不安”. マネーポストWEB (2021年1月6日). 2024年3月25日閲覧。
- ^ Company, The Asahi Shimbun. “ベーシックインカムとは?メリット・デメリット、実現の可能性を解説”. SDGs ACTION. 2024年3月25日閲覧。
- ^ “半減期通貨による信用創造とユニバーサルベーシックインカム”. 苫米地英人. 2024年3月25日閲覧。