文明論之概略

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内, 検索

文明論之概略(ぶんめいろんのがいりゃく)は、福澤諭吉の著書、全10章。初版は1875年(明治8年)に刊行。

西洋と日本の文明を比較した文明論説で、1877年刊行の田口卯吉(鼎軒)『日本開化小史』と共に、明治初期(文明開化期)の在野史学における代表的な著作とされる。

目次

[編集] 構成

  1. 巻之一
    1. 第一章 議論の本位を定る事
    2. 第二章 西洋の文明を目的とする事
    3. 第三章 文明の本旨を論ず
  2. 巻之二
    1. 第四章 一国人民の智徳を論ず
    2. 第五章 前論の続き
  3. 巻之三
    1. 第六章 智徳の弁
  4. 巻之四
    1. 第七章 智徳の行わるべき時代と場所とを論ず
    2. 第八章 西洋文明の由来
  5. 巻之五
    1. 第九章 日本文明の由来
  6. 巻之六
    1. 第十章 自国の独立を論ず

[編集] 内容

この節は執筆の途中です この節は執筆中です。加筆、訂正して下さる協力者を求めています

[編集] 「万世一系」論

[1]

明治時代の多くの知識人は、皇室の永続性というドグマを受け入れ、誇りとしており、福澤諭吉も、皇室の永続性は近代化を推進する要素だと見なしていた。『文明論之概略』の「西洋の文明を目的とす」の一節にて、福澤諭吉は以下の持論を展開している。

わが国の皇統は国体とともに連綿れんめんとして外国に比類なし。……君[と]国[との]並立の国体といいて可なり。しかりといえども……これを墨守ぼくしゅしてしりぞくは、これを活用して進むにしかず。……君国並立のとうと由縁ゆえんは、古来わが国に固有なるがゆえに貴きにあらず。これを維持してわが政権をたもち、わが文明を進むべきがゆえに貴きなり。

福澤諭吉『文明論之概略』

ただ、国の紀元についてのドグマは、その信奉を強制されていたわけではない。日本国外でだが、新渡戸稲造は公式の場で紀元の正確さに疑問を呈している。

[編集] 現行版

[編集] 主な関連著作

[編集] 英訳本

[編集] 出典

[ヘルプ]
  1. ^ この章は、ベン・アミー・シロニー Ben‐Ami Shillony『母なる天皇―女性的君主制の過去・現在・未来』、30-32頁。「第8章の冒頭『日本王朝の太古的古さ』」を参照(大谷堅志郎訳、講談社、2003年)。

[編集] 外部リンク

[編集] 近代デジタルライブラリー

個人用ツール
名前空間
変種
操作
案内
ヘルプ
ツールボックス
他の言語