齋藤孝 (教育学者)

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齋藤 孝(さいとう たかし、1960年10月31日 - )は、静岡県静岡市出身の教育学者。明治大学文学部教授

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[編集] 経歴

静岡市立田町小学校静岡大学教育学部附属静岡中学校静岡県立静岡高等学校東京大学法学部卒業。同大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。明治大学文学部助教授を経て現職。

2001年、『身体感覚を取り戻す』で新潮学芸賞を受賞、教育スタイル論の提唱者として知られ『声に出して読みたい日本語』(2001年、草思社)が、150万部を超えるベストセラーとなり、同著で毎日出版文化賞特別賞受賞。その後、専門の教育学、日本語教育学などの書籍からビジネス書、コミュニケーションを基礎とした関連書籍を多数執筆。

専門は教育学・身体論。教育というものを広くとらえるために、日本語の言語能力やコミュニケーション能力、健康法など扱うテーマは多岐にわたり、身体を基盤とした心技体を持論としている。また、三色ボールペンを用いた読書・情報活用法や、読書文化の重要性なども提唱している。その教育論は、本来の専門領域である教員養成以外にもビジネス現場や日常生活など、広く万人にも通じるように提唱されている。齋藤の提唱する教育論やビジネス論・身体論などは、総合して「齋藤メソッド」と呼ばれている。また、小学生向けの身体論・発声論を指導する学習塾を主催しており、こちらも「齋藤メソッド」という名を冠している。

多数のビジネス書や自己啓発書を著しているが、スタンダールゲーテドストエフスキーニーチェなどの世界文学やソクラテスアリストテレス、『徒然草』や『奥の細道』といった古典などを大人は読むべきだという教養主義を持論とし、自著でもそれらの引用が多い。この齋藤の考えは「教養主義の没落」を嘆く著名人の共感を呼び、美輪明宏富野由悠季などが彼との対談を希望し実現している。

テレビ番組では、日本テレビ世界一受けたい授業』に講師として出演の他、NHK教育テレビ『にほんごであそぼ』、フジテレビガチャガチャポン!』の企画・監修をつとめた。TBS情報7days ニュースキャスター』ではレギュラーコメンテーターとして出演。またサントリーの清涼飲料水『DAKARA』のCMに出演、独自の体操法を披露した。

2005年にはベスト・ファーザー イエローリボン賞を受賞。

[編集] 著書

[編集] 単著

  • 宮沢賢治という身体 世織書房 1997
  • 教師=身体という技術 世織書房 1997
  • 「ムカツク」構造 世織書房 1998
  • 『子どもたちはなぜキレるのか』筑摩書房ちくま新書〉 1999
  • 『身体感覚を取り戻す~腰・ハラ文化の再生』NHKブックス 2000 
  • スラムダンクを読み返せ!!」 パラダイム 2000(のち「スラムダンク友情論」として文春文庫)
  • 『「できる人」はどこがちがうのか』筑摩書房ちくま新書〉 2001
  • 『声に出して読みたい日本語 全5巻』草思社 2001
  • 『子どもに伝えたい〈三つの力〉』NHKブックス 2001
  • 自然体のつくり方 太郎次郎社 2001
  • 『三色ボールペンで読む日本語』(角川書店)2002
  • 『理想の国語教科書』文藝春秋 2002
  • 人間劇場 新潮社 2002
  • 『読書力』岩波新書2002
  • 子どもの日本語力をきたえる 文藝春秋 2002
  • 『会議革命』PHP研究所 2002
  • くんずほぐれつ 文藝春秋 2002
  • 天才の読み方 大和書房 2003 (のちだいわ文庫)
  • からだを揺さぶる英語入門 角川書店 2003
  • 『質問力』筑摩書房 2003(のちちくま文庫
  • 息の人間学 世織書房 2003
  • 齋藤スタイル-自分を活かす極意 マガジンハウス 2003
  • 『ストレス知らずの対話術』 PHP新書2003
  • スポーツマンガの身体 (文春新書)2003
  • 三色ボールペン情報活用術 (角川oneテーマ21)2003
  • 自己プロデュース力 大和書房 (天才の読み方2)2003
  • 発想名人 文藝春秋 2003(「発想力」文春文庫)
  • 絶対感動本50 マガジンハウス 2003
  • 段取り力 筑摩書房 2003 (ちくま文庫
  • 『呼吸入門』角川書店 2003
  • 説教名人 文藝春秋 2004 (「グッとくる「はげまし」言葉」として文春文庫)
  • ビジネスハンドブック 講談社 2004
  • あのプロジェクト成功の法則 中経出版 2004
  • 齋藤孝のアイデア革命 ダイヤモンド社 2004
  • 声に出して読みたい方言 草思社 2004
  • 偏愛マップ NTT出版 2004
  • 『齋藤孝の「ガツンと一発」シリーズ 全12巻』PHP研究所 2004-05
  • 齋藤孝の相手を伸ばす!教え力 宝島社 2004
  • 『座右のゲーテ』光文社新書 2004
  • 生き方のスタイルを磨く (NHKブックス)2004
  • 英語を「じゅげむ」みたいにおぼえちゃおう! 角川書店 2004
  • 眼力 三笠書房 2004
  • 『子どもの集中力を育てる』文藝春秋 2004
  • こくごであそぼ 本が好きになる本 文藝春秋 2004
  • 五輪の身体 日本経済新聞社 2004
  • 齋藤孝の読むチカラ 「東大国語」入試問題で鍛える! 宝島社 2004
  • 嫌われる言葉 部下と上司の常套句 講談社 2004
  • 原稿用紙10枚を書く力 大和書房 2004
  • 『コミュニケーション力』岩波新書 2004
  • コメント力 「できる人」はここがちがう 筑摩書房 2004 のち文庫
  • 座右の諭吉 才能より決断 光文社新書 2004
  • 過剰な人 新潮社 2004
  • 『「頭がいい」とは、文脈力である』角川書店 2004
  • 齋藤孝の勉強のチカラ! 宝島社 2005(「勉強嫌いを治す本」として文庫)
  • 齋藤式 マトリックス英単語塾中学1500語 小学館 2005
  • 『働く気持ちに火をつける ―ミッション、パッション、ハイテンション!』文藝春秋 2005
  • 使える!『徒然草』 PHP新書 2005
  • 恋愛力-「モテる人」はここがちがう 筑摩書房 2005
  • 『上機嫌の作法』角川oneテーマ21 2005
  • 斎藤孝の実践母親塾―子どもの能力を確実に引き出す! 旺文社 2005
  • 読むサプリ―大人のための役立つ読書ガイド 産経新聞ニュースサービス 2005
  • 売れる! ネーミングの発想塾 ダイヤモンド社 2005
  • 天才がどんどん生まれてくる組織 新潮選書 2005
  • ハイライトで読む 美しい日本人 文藝春秋 2005
  • 『友だちいないと不安だ症候群につける薬』朝日新聞社 2005
  • 『教育欲を取り戻せ』生活人新書 2005
  • 女性に必要な12の力-「声に出してほめたい」人と話してわかった アシェット婦人画報社 2005
  • なんでも健康法 講談社 2005
  • 人を10分ひきつける話す力 大和書房 2005
  • 脳がめざめる「大人の入試」 有名私立中学受験問題に挑戦! 国語編 集英社 2005
  • 3拍子でみるみる覚える最速英単語1500 小学館 2006
  • バカボンのパパはなぜ天才なのか? 小学館 2006
  • ユング―こころの秘密を探る「ヴィジョン力」 齋藤孝の天才伝 大和書房 2006
  • サン=テグジュペリ-大切なことを忘れない「少年力」 齋藤孝の天才伝 大和書房 2006
  • 子どものためのハッピールール PHP研究所 2006
  • 子どものためのチャレンジルール PHP研究所 2006
  • 実戦!齋藤メソッド 生きる力を鍛える 小学館 2006
  • 齋藤孝の「教え力」アップノート!―部下を伸ばして結果を出す 別冊宝島 宝島社
  • 齋藤孝とつくる本 いますぐ書けちゃう作文力―子どもたちと、むかし子どもだった大人たち、必読! どりむ社 2006
  • 「言葉の力」は家庭で伸ばす―今日からできる最強メソッド 齋藤孝の実践母親塾 旺文社 2006
  • 齋藤孝の天才伝3 ピカソ 創造のエネルギーをかきたてる「未完成力」 大和書房 2006
  • 頭がよくなる四字熟語力 角川書店 2006
  • 齋藤孝の天才伝4 空海 人間の能力を最大限に発揮させる「マンダラ力」大和書房 2006
  • 子どもを伸ばす家族力 マガジンハウス 2006
  • 夏目漱石-人生を愉快に生きるための「悩み力」齋藤孝の天才伝 5 大和書房 2006
  • シャネル―人生を強く生きるための「孤独力」齋藤孝の天才伝 6 大和書房 2006
  • アイディアを10倍生む考える力 大和書房 2006
  • 使える読書 朝日新書 2006
  • 齋藤孝の速読塾 筑摩書房 2006
  • レオナルド・ダ・ヴィンチ 齋藤孝の天才伝 7 大和書房 2006
  • モーツァルト 人を幸せにする「無邪気力」齋藤孝の天才伝 8 大和書房 2006
  • 『教育力』岩波新書2007
  • 使える!ギリシャ神話 PHP研究所 2007
  • 人生練習帳 草思社 2007
  • 身体の知恵 大和書房 2007
  • たった3分で友だちになれる! 魔法のマップ PHP研究所 2007
  • 賢者はかく語りき 小学館 2007
  • 三色ボールペン名作塾 角川書店 2007
  • 声に出して読みたい日本語5 心の琴線にふれる言葉 草思社、2007 
  • 齋藤孝の企画塾―これでアイデアがドンドン浮かぶ! 筑摩書房、2007
  • 国語なんてカンタンだ! (齋藤孝の「ズバリ!攻略」シリーズ)PHP研究所、2007
  • 気の力―場の空気を読む・流れを変える 文藝春秋、2007
  • 算数なんてカンタンだ! (齋藤孝の「ズバリ!攻略」シリーズ)PHP研究所、2007
  • 作文なんてカンタンだ! (齋藤孝の「ズバリ!攻略」シリーズ)PHP研究所、2007
  • 実践文豪の日本語 角川oneテーマ21 2007
  • 100%人に好かれる聞く力 大和書房、2007
  • 社会なんてカンタンだ! (齋藤孝の「ズバリ!攻略」シリーズ)PHP研究所、2007
  • 「加速力」で成功をつかめ! 草思社、2007
  • 学問のすすめ 現代語訳』 筑摩書房ちくま新書〉、2009

[編集] 豆知識

  • 大学院生時代から独自の教育論を提唱していたが、独特の理論であるがゆえに、就職活動に難儀した。東大大学院時代の指導教官は中田基昭である。メルロ=ポンティを主題にした齋藤の博士論文構想は、中田に一蹴され、その結果、齋藤は現在に至るまで博士号を取得できていない。
  • 出演テレビ番組「情報7Days ニュースキャスター」の司会者である安住紳一郎(TBSアナウンサー)の大学時代の担任教授だった。
  • 自著にて多くの逸話を残している。
    • 東京大学在学中に、全ての連絡を断ち切って小笠原諸島へ行き、一人で海に潜って座禅をした
    • 就職活動に難儀して食い扶持に困っていたとき、「脳みそ貸し業」を考案した。それは自分の問題をいったん棚上げし、他人の問題を考えるというもので、実際に友人が成田空港の税関で自分のものでは無い荷物が入っていたときに呼び出され、見事推理に成功した。
    • 百人一首は高校受験のとき、必要に迫られたため覚えることができたと「声に出して読みたい日本語」で語っている。
    • ゲーム(主にビデオゲーム)に否定的であり、自身の子どもにはゲームを禁止している。