性海寺 (稲沢市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
性海寺
所在地 愛知県稲沢市大塚南1-33
位置 北緯35度14分24.1秒 東経136度47分36.7秒 / 北緯35.240028度 東経136.793528度 / 35.240028; 136.793528
山号 大塚山
宗派 真言宗智山派
本尊 愛染明王
札所等 尾張四国42番
テンプレートを表示

性海寺(しょうかいじ)は、愛知県稲沢市にある真言宗智山派の寺院。山号は大塚山。本尊は善光寺式阿弥陀三尊像。

歴史[編集]

寺伝によれば、弘仁年間(810年924年空海によって愛染明王を本尊として創建されたと伝えられ、治承年間(1177年1181年)阿弥陀三尊像が安置されたという。建久年間(1190年1199年)に長谷部源政が開基となり良敏が開山となって中興されたという。稲沢市では、歴史公園として平成4年にオープンし、毎年6月1日頃から、『あじさい祭り』を開催している。園内には、「伊豆の華」「カシワバアジサイ」「城ケ崎」など約80種1万株のあじさいがある。

文化財[編集]

重要文化財(国指定)[編集]

  • 本堂 附:旧須弥壇擬宝珠4箇
慶安元年(1648年)の建立。入母屋造杮葺き、方三間で、正面向拝の屋根は唐破風造とする。近世の建物だが、内部の天井、須弥壇などには中世の部材が残されている。須弥壇には弘安4年(1281年)の墨書がある。
  • 宝塔
本堂内に安置する、円筒形の塔身に宝形屋根を架けた形式の塔婆。本尊を安置する厨子として用いられており、高さ2.6メートルの小塔であるが、「建造物」として重要文化財に指定されている。須弥壇と同じく弘安4年(1281年)頃の建立と推定される。
  • 多宝塔 - 室町時代
  • 木製漆塗彩色金銅種子装五輪塔 附:塔内納入品一括
高さ48.7センチメートルの五輪塔。色漆と顔料で五色に彩色し、その上に金銅製の種子(梵字)を貼り付ける。解体修理に伴い、内部から能作生珠(のうさしょうしゅ)などの納入品が発見され、納入文書の記載から塔は弘安8年(1283年)の作と判明した。

愛知県指定文化財[編集]

  • 木造阿弥陀如来坐像
  • 木造南無仏太子像
  • 絹本著色三千仏図
  • 絹本著色文殊菩薩像
  • 絹本著色良敏上人像
  • 絹本著色歓喜天像
  • 木造黒漆塗舎利厨子
  • 竹製華籠(けこ)19枚 附:黒漆塗櫃
  • 理趣経板木 4枚

稲沢市指定文化財[編集]

  • 山門
  • 木造四天王立像
  • 絹本著色両界曼荼羅図
  • 絹本著色真言八祖像
  • 絹本著色弘法大師像
  • 絹本著色五輪双円塔
  • 絹本著色愛染明王像
  • 絹本著色釈迦十六善神像
  • 紙本金地著色唐人物図屏風
  • 秘密灌頂道具
  • 金銅宝冠
  • 銅造釣燈篭
  • 紙本墨書秘鈔
  • 大塚古墳(史跡)
  • ムクロジ(天然記念物)
  • イブキ(天然記念物)

所在地[編集]

  • 愛知県稲沢市大塚南1-33

参考文献[編集]

  • 『解説版新指定重要文化財11建造物I』、毎日新聞社、1981(本堂及び宝塔の解説あり)
  • 「新指定の文化財」『月刊文化財』358号、1993(五輪塔の解説あり)

外部リンク[編集]