山下裕貴
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山下 裕貴 | |
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UNMISS派遣部隊に年頭の辞を述べる山下陸上幕僚副長(当時)(2014年1月1日、南スーダンにおいて。) | |
生誕 |
1956年6月 日本 宮崎県 |
所属組織 | 陸上自衛隊 |
軍歴 | 1979 - 2015 |
最終階級 | 陸将 |
山下 裕貴(やましたひろたか、1956年(昭和31年)6月9日 - )は、日本の元陸上自衛官(陸将)。1979年、陸上自衛隊入隊。自衛隊沖縄地方協力本部長、東部方面総監部幕僚長、第3師団長、陸上幕僚副長、中部方面総監などの職を歴任。特殊作戦群の創設にも関わる。2015年、陸将で退官。宮崎県出身。防衛大学校本科第25期相当。職種は特科(野戦)。千葉科学大学客員教授。日本文理大学客員教授。
略歴[編集]
- 1956年(昭和31年)6月:宮崎県生まれ。
- 1979年(昭和54年)3月:大分工業大学(現在は日本文理大学)卒業
- 1979年(昭和54年)3月:陸上自衛隊に入隊。第41普通科連隊
- 1981年(昭和56年)3月:陸上自衛隊幹部候補生学校 一般幹部候補生課程62期(防大25期相当)。職種は特科(野戦)
- 1981年(昭和56年)9月:第1特科連隊(2002年第1特科隊として再編、2023年東部方面特科連隊として再編)
- 1988年(昭和63年)3月:陸上自衛隊富士学校 特科部
- 1988年(昭和63年)8月:指揮幕僚課程(陸上自衛隊幹部学校付)
- 1990年(平成2年)8月:陸上自衛隊幹部候補生学校 企画室
- 1992年(平成4年)8月:防衛庁長官官房 広報課(陸幕付)
- 1994年(平成6年)8月:陸上幕僚監部 防衛部 防衛課 編成班
- 1999年(平成11年)8月:防衛研究所 一般課程(陸幕付)
- 2000年(平成12年)8月:第13特科隊長 兼日本原駐屯地司令
- 2002年(平成14年)4月:陸上幕僚監部 防衛部 防衛課 編成班長
- 2004年(平成16年)3月:陸上幕僚監部 防衛部 防衛課 防衛調整官
- 2005年(平成17年)1月:陸上幕僚監部 人事部 人事計画課長
- 2007年(平成19年)3月:中部方面総監部 幕僚副長
- 2009年(平成21年)3月:自衛隊沖縄地方協力本部長
- 2010年(平成22年)7月:東部方面総監部 幕僚長 兼朝霞駐屯地司令
- 2012年(平成24年)7月:第34代第3師団長
- 2013年(平成25年)8月:第51代陸上幕僚副長
- 2014年(平成26年)8月:第32代中部方面総監
- 2015年(平成27年)8月:退官
著書[編集]
- 『オペレーション雷撃』文藝春秋、2020年11月19日。ISBN 978-4-16-391301-8。説明:謎の武装組織が占拠、中国軍の最新兵器が持ち込まれた沖縄県多良間島。これを解放せんと、陸上自衛隊特殊作戦群が作戦を開始する。
- 『完全シミュレーション 台湾侵攻戦争』講談社 KODANSHA +α新書、2023年4月17日。ISBN978-4-06-531959-8。説明:「問題は、侵攻のあるなしではない。それがいつになるかだ」中国の台湾侵攻について、各国の軍事・外交専門家はそう話す。中国の指導者・習近平はなにをきっかけに侵攻を決断するのか。その際、まず、どのような準備に着手するのか。アメリカ・台湾はその徴候を察知できるのか――。元陸上自衛隊最高幹部が、台湾侵攻を完全にシミュレーション。中国と台湾を隔てる台湾海峡は、もっとも短いところで140キロもある。潮の流れが速く、冬場には強風が吹き、濃い霧が発生して、夏場には多くの台風が通過する、自然の要害である。ロシアによるウクライナ侵略では、地続きの隣国にもかかわらず、弾薬や食料などの輸送(兵站)でロシア軍は非常な困難に直面し、苦戦のもっとも大きな原因となった。中国は台湾に向け、数十万の大軍を波高い海峡を越えて送り込むことになる。上陸に成功しても、その後の武器・弾薬・燃料・食料・医薬品の輸送は困難をきわめる。「台湾関係法」に基づき、「有事の場合は介入する」と明言しているアメリカも、中国の障害となる。アメリカ軍が動けば、集団的自衛権が発動され、同盟国の日本・自衛隊も支援に回る。つまり、自衛隊ははじめて本格的な戦闘を経験することになる。日米が参戦すれば、中国は台湾、アメリカ、日本の3ヵ国を敵に回し、交戦することを強いられる。それでも、習近平総書記率いる中国は、「必勝」の戦略を練り上げ、侵攻に踏み切るだろう。そうなったとき台湾はどこまで抵抗できるのか。アメリカの来援は間に合うのか。台湾からわずか110キロの位置にある与那国島は、台湾有事になれば必ず巻き込まれる。与那国島が、戦場になる可能性は高い――。手に汗握る攻防、迫真の台湾上陸戦分析。
参考文献[編集]
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外部リンク[編集]
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2017.7.20 産経新聞WEBニュース 京都府防衛協会総会記念講演[1]
2018.11.30 横須賀ロータリークラブ 卓話[2]
脚注[編集]
- ^ INC, SANKEI DIGITAL (2017年7月20日). “「優れた指揮官養成が国家繁栄につながる」山下裕貴前総監が講演 京都府防衛協会総会”. 産経WEST. 2020年9月15日閲覧。
- ^ “RID2780横須賀ロータリークラブ”. yokosuka-rc.jp. 2020年9月15日閲覧。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 山下裕貴 元陸自総監 作家 (@veteran_h_yama) - X(旧Twitter)