山上の垂訓

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内, 検索

山上の垂訓(さんじょうのすいくん)とは、新約聖書マタイによる福音書第五章から七章にある、イエス・キリストが山上で弟子たちと群集に語った教えのこと。山上の説教とも。

目次

[編集] 概要

教えの最も有名な部分は、章頭(マタイによる福音書5章3節から10節まで)の「幸福なるかな」と8回繰り返されるところであり、幸福の説教、真福詞等と呼ばれている。正教会ではこれに5章12節前半にある「幸いなり、~天には爾等の報い多ければなり。」までを加えて9句の構成とし真福九端(しんぷくきゅうたん)と呼んで、主日聖体礼儀などに極めて頻繁に歌われる。

さらに、キリスト教の祈祷文である主の祈りや、「地の塩、世の光」、「右の頬を打たれれば、左も向けなさい」、「汝の敵を愛せよ」、「裁くな、裁かれないためである」、「何でも人にしてもらいたいと思うことは、その人にしなさい」(イエスの黄金律)、「狭き門より入れ」といった、キリスト教徒にとって中心的な教義が述べられており、これらは非常に有名である。日本語でも、豚に真珠砂上の楼閣といった言い回しはここから取られている。

[編集] 場所

イスラエルの山上の垂訓教会

山上の垂訓が行われたとされる場所はよくわかっていない。福音書でイエスが布教を行ったとある、ガリラヤに山はないが、ガリラヤ湖の西には高い丘がいくつかある。現代のキリスト教研究者の何人かは、湖の北端、カペナウム近郊がその場所であると推測している。

その丘の一つは現在、祝福の山(Mount of Beatitudes)と呼ばれ、丘の上には山上の垂訓教会(Church of the Beatitudes)が建てられている。

[編集] 構造

[編集] その他

[編集] 脚注

  1. ^ ルカ伝6:37-38およびルカ伝6:41-42に該当する。
個人用ツール
名前空間
変種
操作
案内
ヘルプ
ツールボックス
他の言語