地上基盤無線

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Motorola MTH800 地上基盤無線デバイス

地上基盤無線(ちじょうきばんむせん、TErrestrial Trunked RAdioTETRA)は、公共安全に使用する特定用途向け業務用デジタル移動通信システムで、政府機関や、特別救急サービス、警察、消防署、救急車、鉄道輸送の従業員、運送サービス、および軍用向けに設計されている。欧州電気通信標準化機構によって1995年に公表され、欧州無線通信委員会 (ETSI) によって認められた。日本では、電波産業会がSTD-T80として標準化した。

概念[編集]

TETRAは4つのユーザー・チャネルを備えた1つの無線キャリアで、25kHzキャリア間隔の時分割多元接続を使用する。情報を送信するため、π/4 DQPSKいとう位相偏移変調としてデジタル変調方式を使用する。規格には、低データ・レートのデジタル・データ送信も含まれる。大規模な公共イベントや災害などにおける過負荷状態でも正常な通信が確保され、いつでも通話相手に接続できる。

携帯電話と異なり、TETRAは一対一、一対多数、多数対多数の接続が確立できる。エア・インタフェースによる暗号化エンド・ツー・エンドの暗号化の両方をサポートする。[1]

通信モード[編集]

TETRAデバイスがPSTN に直接接続し、携帯電話として機能できる。一対一のウォーキー・トーキーとして使用できるのが、グループ通話モードで使用される場合が多い。通話に関するボタンを押すと、ユーザーは通信を使い、グループ内の他の全部のユーザーに接続できる。緊急ボタンを押すと、ユーザーから通信指令によって緊急信号が送信され、その時で行っている他のすべての通話よりも優先される[2]

参考リンク[編集]

  1. ^ 用語解説 - TETRA規格
  2. ^ TETRA ベース・ステーション