兎の眼
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『兎の眼』(うさぎのめ)は日本の小説家灰谷健次郎による長編小説、及びその小説を原作として作られたドラマもしくは映画作品である。「兎の目」と誤記されることもあるが、正確な表記は「兎の眼」である。
目次 |
[編集] 概要
ゴミ焼却場のある町の小学校を舞台に、大学を卒業したばかりの若い女性教師が直面する出来事や出逢いを通して、児童たちと共に成長する姿を描いた作品。22歳の新任教師である小谷(こたに)先生が受け持った1年生のクラスには、石のように押し黙ってしゃべらない「処理所の子」鉄三がいた。「教員ヤクザ」のあだ名を持つ同僚の足立先生は、小谷先生が鉄三のタカラモノを見落としているかもしれないと示唆するのだが…・。ハエの生態に詳しい鉄三を始めとする個性的な小学生たち、壮絶な過去を持つバクじいさんなど、様々な子供や大人達の姿が教師経験を持つ灰谷の筆によって鮮やかに描かれている。
[編集] 小説版
- 1974年に理論社から刊行
- 1980年には「理論社の大長編シリーズ」として刊行
- 1988年には「日本の児童文学名作版」として刊行
- 1996年には「理論社の文芸書版」として新装版が刊行
- 1983年にフォア文庫から文庫版として刊行
- 2004年には「フォア文庫愛蔵版」として刊行
イラストは、理論社版(文芸書版を除く)では長谷川知子が、フォア文庫では長新太がそれぞれ手掛けている。
[編集] ドラマ版
1976年にNHKの少年ドラマシリーズでドラマ化された。主演は金沢碧。 本作を収録したマスターテープは他の番組制作に使い回されたためNHK公式に映像は残こっていない。ビデオの経年劣化も考えると放送回の映像が民間から見つかる可能性は低く全話の再放送及び完全版のソフト化は絶望的である。そのため現在において本作の詳細な内容を知ることは困難であり「幻の少年ドラマシリーズ」と言われている。
[編集] 映画版
1979年に檀ふみ主演で映画化された。監督は中山節夫。2005年にはDVDが発売された。


